井上達彦研究室

早稲田大学商学部井上達彦研究室です! 「ビジネスモデル」をテーマに研究を進めており、研究内容や活動を発信していきます

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最近の記事

ビジネスモデルキャンバスで学ぶ事例~9割が失敗すると言った服のサブスク、“エアークローゼット”成功の秘訣~【番外編】

 この記事では、ファッションサブスクで国内トップクラスのユーザー数を誇る『airCloset』について、その発想の経緯や成功の秘訣などについて記述している。  番外編では、「『airCloset』が競合に比べて何が優れているのか」などについてまとめているので、ぜひ読んでみてほしい。 6.地道なコスト削減の取り組み ファッションサブスクの難しさを象徴するものに、こんな出来事がある。    「AOKI スーツのサブスクから撤退」「ZOZO服のサブスクから1年で撤退」  AOK

    • ビジネスモデルキャンバスで学ぶ事例~9割が失敗すると言った服のサブスク、”エアークローゼット”成功の秘訣~【後編】

       この記事では、ファッションサブスクで国内トップクラスのユーザー数を誇る『airCloset』について、その発想の経緯や成功の秘訣などについて記述している。前編からの続きなので、ぜひ前編から見ていただきたい。 4.ユーザーのことを第一に考える 「仕事や育児で忙しい女性向けのファッションレンタルサービス」という基本のサービス形態が決まった。これを読んでいる読者の皆さんなら、このサービスをさらに具体化するうえで、どのようなモデルを考案するだろうか。ここで読む手を止めて考えてみて

      • ビジネスモデルキャンバスで学ぶ事例~9割がうまくいかないと言った服のサブスク、”エアークローゼット”成功の秘訣~【前編】

         多くの人に「このサービスはうまくいかないだろう」。そう言われながら、ユーザー数を順調に伸ばし、東京証券取引所グロース市場に上場したファッションサブスク企業がある。それは、エアークローゼットだ。  エアークローゼットとは、「働く女性」をターゲットに、月額料金を支払うと、毎月プロのスタイリストが300以上のブランドの中からのその人に合ったお洋服をコーディネートして、毎月3~5着届けてくれるというファッションレンタルサービス『airCloset』を運営する企業である。  2

        • 「企業のESG経営プロセス」     ~ナイキと丸井グループ編~

           私たち(小林・中村・根岸)はESG経営について学部3年の夏から冬まで、半年間かけて研究を行いました。ESGをテーマにしたきっかけは、ESG経営が持続可能な社会をつくる新たな経営として注目されていることを知り、興味を抱いたためです。しかし、実際に起業家などの声を聞く中で、ESG経営は実務家にとって捉えにくく、イメージがしづらいものであるということが分かりました。そこで、ESGが注目されている今だからこそ、ESGを分かりやすく、捉えやすくすることで企業の持続可能な成長に貢献した

        • ビジネスモデルキャンバスで学ぶ事例~9割が失敗すると言った服のサブスク、“エアークローゼット”成功の秘訣~【番外編】

        • ビジネスモデルキャンバスで学ぶ事例~9割が失敗すると言った服のサブスク、”エアークローゼット”成功の秘訣~【後編】

        • ビジネスモデルキャンバスで学ぶ事例~9割がうまくいかないと言った服のサブスク、”エアークローゼット”成功の秘訣~【前編】

        • 「企業のESG経営プロセス」     ~ナイキと丸井グループ編~

          「ダイレクトモデルによる付加価値創出」のビジネス           ~ビジネスモデル分析紹介 株式会社ファクトリエ編~

           私たち(新井田、上野、近藤、浜崎)は株式会社ファクトリエについて学部2年の秋から3年の春まで、半年間かけて研究を重ねてきました。株式会社ファクトリエとは国内で生産された商品のみ扱っている国産アパレルです。 https://factelier.com/  そもそも、この企業を研究しようと考えた理由は、海外の台頭もあり国産アパレルはビジネスを成り立たせるのが難しいと思われる中で、国産アパレルとして急成長している秘密に迫りたいと考えたためです。  研究の結果、その理由はダイレ

          「ダイレクトモデルによる付加価値創出」のビジネス           ~ビジネスモデル分析紹介 株式会社ファクトリエ編~

          不安定商材補完のビジネス      ~ビジネスモデル分析の紹介 株式会社タカヨシ編~

           私たち(伊藤・齋藤・田淵・根本)は株式会社タカヨシにつ いて学部2年の秋から3年の春まで、半年間かけて研究を重ねてきました。株式会社タカヨシとは、農産物直売所ビジネスを全国に展開している企業で、近年は都心のショッピングモールでもよく目にする直売所です。そもそも、この企業を研究しようと考えた理由は、農産物直売所という、一見すると利益があまり上がらなくて不安定である業界において、圧倒的な成長を遂げていてその秘密に迫りたいと考えたためです。  研究の結果、その理由は不安定商材を補

          不安定商材補完のビジネス      ~ビジネスモデル分析の紹介 株式会社タカヨシ編~

          希少品のSPA業態を可能にするバリューチェーン構築            ~ビジネスモデル分析紹介 中川政七商店編~

           中川政七商店は、1716年に奈良で麻製品のメーカーとして創業し、現在では麻製品の製造・販売に加えて、伝統工芸品を中心とした日用雑貨の企画・販売を行う企業です。  伝統工芸品業界市場全体が衰退していく中で、中川政七商店は業界で初めて自社製品を直営店で販売するSPA業態を確立し、15年で売上高を約5倍の52億円まで伸ばすという驚異的な成長を遂げました。直営店を出店すれば、売り上げが伸びるというのは一見普通にも見えるかもしれません。それにもかかわらず今まで誰も直営店を出店しなかっ

          希少品のSPA業態を可能にするバリューチェーン構築            ~ビジネスモデル分析紹介 中川政七商店編~

          井上達彦研究室はnoteを開設しました! ~研究室の紹介~

          皆さん初めまして! 早稲田大学商学部井上達彦研究室です。 この度、私たちはnoteを開設しました。研究内容や日々の活動での気付きをnoteで発信していきます。 今回は第一回ということで、我らが達彦さん(研究室内では井上先生ではなく、達彦さん呼びです笑)と、研究テーマについて紹介したいと思います。 目次 1.達彦さんの紹介 2.研究テーマについて 1.達彦さんの紹介 達彦さんは、1992年横浜国立大学経営学部卒業後、1997年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了し、広島大

          井上達彦研究室はnoteを開設しました! ~研究室の紹介~