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香港旧正月前の準備8つのこと!【異文化】

今年の旧正月は2025年1月29日(水)~2月2日(日)ですね。
初一と言われる日本の元旦と2〜3週間前になると気持ちがソワソワとしてきたものでした。香港に親戚が多い我が家。そして、働いていたわたしにはすることは山ほどありました。でも、これほど、香港や中国。しいては中華圏を感じる時はないのかもしれません。

今回は、我が家の香港旧正月前の準備・過ごし方をご紹介します。
香港や中華圏の理解を少しでも深めたいと思うならお役に立てるはず。
ぜひ読んでくださいね!


1、お年玉(ライシー)の準備

家族、親戚、未婚の友人知人、マンションの管理人、ドアマン、マンションの警備員、馴染みのレストランの定員、それに会社の部下や未婚のメンバーなどに渡すものですが、お年玉を入れるお年玉袋と新札の準備をします。

新札で500ドル札、100ドル札、50ドル札、20ドル札を主に用意しましたが、わたしの場合は仕事関係者も含めて、毎年約200人のお年玉袋とお年玉を準備していました。結構な出費になります。普段から親しくない人がこの時期になると、旧に愛想がよくなったりするんですよ。笑

でもね。年に一度のことなので、「渡しただけ自分に福が返ってくる」と思いながら、気前よく渡すようにしています。汗

2、新しい服を買う

義理の母がとても伝統的で、新人深い人だったため、いろいろ縁起のいいことは「必ずすること」と言われていました。笑。そのうちのひとつが新しい服を買って、それを着用して旧正月を過ごすということです。新しいものは「富」を呼び寄せると考えられているので。

この時期に大人、子どもたちや愛犬の洋服を買いに行くのも常でした。

でも、旧正月に靴を買うのは、不幸を呼び寄せると考えられているので避けた方が無難でしょう。広東語で「靴」の発音が「はいー」というのですが、ため息の音と同じだからという理由です。

3、赤い服や下着の準備

中華圏で赤色は幸福、反映、成功、喜びを象徴する色と考えられています。なので、お正月には、この時期に赤い服を着る人が急増します。街中をよく見てみると、服だけでなく赤い下着の販売が急増しています。そして、この習慣だけは、お義母さんになんと言われようと従いませんでした。笑 あ、でもパートナーは、「この年は、何がなんでも幸運を掴みたい!」と言っていた年には買っていました…赤い下着を。汗

4.旧正月前に大掃除やゴミを捨て切る

お正月前には、徹底的に掃除をして、溜まった悪いものを「気」「運」共に捨ててしまおうと大掃除やゴミ出しを徹底してやりますが、

旧正月の最初の1週間には掃除やゴミ捨てをすると「運」を捨ててしまうという考えがあるので、旧正月前に掃除やゴミ捨てをすませます。

5.旧正月前に花市へ行き、縁起の良い花を購入する

お正月の前になると地区ごとに大きなフラワーマーケット(年宵花市)が出来ます。なので、旧正月前の1日か2日前には、家族で花を購入しにいきます。子どもたちにとっては、屋台が出ていたりしていつもと違う雰囲気にお正月を感じるようです。花や植物ごとにいろいろ幸運や繁栄をもたらすと意味が違うので、ほしい幸運にまつわる花や植物を買います。

6.お正月用の飾り付けをする

壁や扉に貼る伝統的な「揮春(ファイチュン)」と呼ぶ赤い紙に縁起の良い言葉を書いたものを準備し、玄関の門や各部屋の窓に「福」が入ってくるようにと祈りを込めて、飾り付けをしていきます。他に縁起の良い飾り物の飾り付けを行います。

7.大晦日とお正月の食事の買い出し

縁起のいい食材や豪華な食材など、乾物など、食材によっては1ヶ月前くらいから準備をし始めます。また、来客があった時に食べてもらえる大量の伝統的なお菓子やチョコレート、豆類…を日本のお節料理を入れるような重箱に入れて準備します。とにかく毎年かなりの食材を買い込んでいました。

わたしの仕事のお正月休みも製造業に関わっていた時には、長期的に休みがもらえたため(短いと7日間。長いと10〜12日間)、食材はあまり余らない物です。

8.新年を迎える際に窓を開ける

香港を含む中華圏では、深夜0時に窓を開けて新年を迎えるという習慣があります。新しい幸運や運気を呼び込むと同時に、悪い運気や厄を外に追い出すとの考えがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?
この時期になると、とにかく仕事と家のことで忙しくしていました。でも、「もうすぐ長期休みに入るということと、新しい年がやってくるという高揚感、また準備が楽しかったです。旧正月に入れば、今度は毎日人とあってて、それはそれは忙しい日々をしごしていましたが、それはまた別に書きたいと思います。

参考になってくださればうれしいです。

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