国境の成り立ちを考えることも面白い
一昨日にタイの国境について書きましたが、そもそも国境とはどうやってできたのか、その成り立ちを考えることも面白いことだと思います。
日本の場合は島国ということで、日本に住む日本人の場合はどうやって国境ができたのかということを意識することがなかなかないのですが、そうでない国は国境にもそれぞれの歴史があるわけです。
例えば、タイとミャンマーの国境について調べていた時に、たまたま見つけた記事を読んだところ、現在のタイとミャンマーの国境というのは、タイとミャンマーで決めたものではなく、当時ビルマを統治していたイギリスとタイの間で決められたもので、第2次大戦後、ビルマがイギリスから独立した後もタイとミャンマーの国境が変わることはなく現在に至っているそうです。
また、タイの隣国である残りの3か国(ラオス、カンボジア、マレーシア)の国境も実はそれぞれの国との間で決まったものではなく、マレーシアとの国境はイギリスとの間で決まったものであり、ラオスおよびカンボジアとの国境はフランスとの間で決まったものです。そう考えると、タイと隣国4か国との現在の国境というのは、西欧諸国の植民地支配の時代の名残であり、そういった歴史があることを否応なく考えされられます。
まだ、きちんと資料を読んでいないので詳しいことは書けませんが、またこういったことも勉強していずれ書いてみたいと思います。