イノセル創業背景
□創業背景を書こうと思った経緯
今、私はイノセル株式会社という従業員40名弱の人材紹介会社を経営しています。
その前には現在上場企業になった会社の役員として組織運営にも関わりました。
その実績から、現在600社のお取引先があり、
毎月400名の営業転職希望の方が弊社に、ご登録される状態になりました。
お客様評価も上々で、Googleマップで満足度5点満点中で4.9点。
お客様からの感謝の声も140名以上掲載されています。業績も昨年3億円を超え、営業利益率も10%を超え、毎年最高売上、最高利益を更新しています。
今回、これを機に創業背景をnoteにまとめようと思ったのは、社員数が増えていくと経営のルーツが薄れてしまうリスクがあると思ったこと。
あとは7年の経営の振り返りをして、改めてお客様への貢献レベルを高めたいなと思い、会社を作った原点や思いをお知らせするべきかなと感じたからです。
※お客様の声のリンク
https://www.inosell.co.jp/media/voice/
□私が経験した人生逆転ストーリー
まだまだ発展途上ですが、会社を作った1番の理由は、
「人にはベストな仕事があり、仮に今がつまらなくても、人生を常に面白くできる機会がある」という私の価値観や経験を伝え、幸せな人を増やしたいから」
につきます。
そしてそれは私の人生体験から湧き上がってきた願望です。
私のキャリアを要約すると、
・小学生の時は1000人のマンモス校の人気者児童会長。
・中学の時はいじめを回避するために必死な人生に転落
・高校は県内ベスト5の進学校に入学
・大学進学から逃避し、作文で入学できる専門学校へ
・出版社へ就職
・倒産and解雇を経験
・フリーター生活
・マジなブラック企業で営業
・リクルート代理店でトップセールス
・現在上場会社のベンチャーメンバーとして31歳で200名の会社役員
・40歳で起業
・47歳 7期連続増収増益、毎年過去最高を記録
という結構アップダウンの激しい人生だったのです。一言で言えば不安定で脆い。壊れそうな危うい人生。
で、私がおかしくなり始めたのが高校くらいからで、とにかく親に心配をかける存在であり、自信を失いまくる人生とも言えます。
その証拠に
「あんた!犯罪したら新聞に名前が載るとよ!他人にだけは迷惑かけんでね」
18歳の時に長崎から上京する際に母からかけられた言葉。
私は、親から犯罪予備軍くらいに思われていたヤバい奴だったんです。
わかりやすいヤバさというより、陰湿系。何を考えているか分からない息子という存在。
地元の長崎の窮屈さが嫌で嫌で逃げるように上京したというのが本音でしたし、当時親は大嫌いでほぼ喋らなかったので、そんな見られ方をしても仕方がなかったと思います。
このあたりの黒歴史をお伝えしないと私の変化体験があまり伝わらないと思うので、
ちょっと長いんですが、少し私のことをお話しさせてください。
□自信を失いまくる環境
私は、1977年長崎県諫早市(いさはや)に生まれました。親は地元で有名な校長先生。
何をするにつけても、校長の息子という見られ方をします。父親が私を叱るときは常に、「校長の俺に迷惑をかけるな」というもの。
窮屈でした。
一例をあげると茶髪にしただけで町中の父兄が大騒ぎになるみたいなもの。
「内野先生の息子が茶髪にしたばい!」
と速攻で情報が駆け巡る状態。
親父もやりづらかったでしょう。
その度に、内野先生は息子をちゃんと指導できているのか?
という疑問を投げかけられるわけですから。
当時の私は思春期真っ只中。「校長の俺に迷惑をかけるな」という叱られ方は、父から自分への愛情を感じ取れず、だんだん卑屈な性格になっていきました。
また兄が慶応卒、アクセンチュア出身のエリートで、常に優秀な兄と比較されているように感じ、期待を果たせない私に対して、親が失望し続けている感情を察知してしまいました。
そんなことから、急速に自己肯定感が下がっていきます。
進学校にはいたものの、成績は下位20%まで落ち込み、99%が大学進学を選ぶ高校で、私は作文を書けば入学できる専門学校への進学をし、上京します。
この選択は当時はあり得ないもの。
しかも地元の有名な校長の息子が選ぶ進路として親からすれば許し難いチョイスだったと思います。
今思えば、家族の期待が重荷となり、地元で、親の呪縛、何かするとすぐに噂がたつ環境、兄と比較される人生から逃げ出したんです。
やりたいことを選んだというより、逃げた。
こんな選択をしたので、だんだんと自信のない性格に変わっていました。
不安しかない進路選択。
そしてさらに社会人のスタートで躓きます。
その当時から
「自信をつける心理学」とか
「強い自分の作り方」とか
そういう自己啓発の本ばかり読んでいました。
ただ、その本を読んだからと言って私のメンタル面に大きな成長はなく、常に抱いていた感情は、
「俺なんて社会で大した価値がない人間だ」
というもの。
そんな時は、そういう環境を引き寄せるんですよね、、、。
初めての就職先も大きな試練が待っていました。
□馬鹿と連発される日常
初の就職先での仕事に話は飛びます。
専門学校はマスコミ系でしたので、運がよく、コネクションを使い人気業界の出版社に入社することができました。
デジタルカメラを使うユーザー向けの月刊誌を発行する50名ほどの中小企業でした。
実態は、なかなかの会社でした。
入社挨拶の時に舌打ちされるような社風。
「また教育コストふえるじゃん」みたいな意味合いで。
パソコンが1人1台ないため、作業が滞り、下っ端の私はいつも最後にパソコンを触るので、毎日深夜1時まで働くのが普通。
決定的にびっくりしたのは、正社員で雇われたと思っていたら私はバイトで時給だった。
先輩社員は常に新人の私に社長の悪口を言う。
社長と上司の指示が正反対で困惑の毎日。
そして、
私が感じたことは、社員を育成する風土がないうえに毎日人格否定の言葉を浴びせられる。
「馬鹿」「無能」「出版業界から出ていけ」「お前向いてないよ」という非難のワードを連発される毎日。
これらの洗礼を浴びて私はさらに自信を失っていきます。
そして、入社後6か月で事件がおこります。なんと、会社が倒産するのです。と同時に私は「解雇」。
倒産理由は、広告主にサバ読みしていた読者数がバレたんです。広告主には10万人と言っていましたが、実際には5000人。
詐欺やん、、、。
それでクライアントが次々と手を引き、あっという間に売上がなくなりスピード倒産です。
突然の解雇。
何をしたいかもわからないまま、職を失いました。途方に暮れましたね。
このころの私は、自信の「じ」の字もない、どん底、まるで海の底を漂う深海魚のような存在でした。
出版業界はなかなか中途採用の募集は出ません。人気なので。ですので、次に出版の仕事が見つかるまで、アルバイトで生活をつなぐことにしました。
□解雇で見出した新たな機会
いきなり解雇された私は、何もやりたいことがない。
出版社の中途採用の門戸は狭く、なかなか同業界で転職をすることは難しい。
一方で、出版業界でさんざん自己肯定感を下げられた私は、同業で転職していいのだろうか??
という漠然とした不安があり、すぐに転職活動に踏み切れなかったのです。
そんな中、かなりふんわり、英語に関する仕事に就きたいなーという思いもありました。
これからの時代、英語が話せると選択肢が広がると思い、英会話というキーワードに結構惹かれていました。
バイトを探す求人雑誌で「英会話教室の受付」という募集があり、キャッチコピーに「無料で英会話が学べます」という求人広告を見つけます。
時給が高かったこと、英会話を話せたら何か違う道が開けるかも…という安易な気持ちで応募してその会社で働くことになりました。
しかしここでも裏切られます。
というのも、「英会話教室の受付」という求人内容は真っ赤なウソ。
初日から400人の個人顧客リストを渡され、新規の電話営業の仕事だったのです。
受付→テレアポ
虚偽広告も甚だしいですよね。
また変なくじを引いちゃったよ…という失望感。一人暮らしのため、次のバイトを探す経済状態でもなく、騙されたことを自覚しながら、仕方なく働き続けることにしました。
□俺に向いている仕事かも
初めは仕方なく勤めつづけるというモードでした。まわりの同期は求人内容と違う!という理由から毎日退職者が出ます。
1ヶ月で20人はやめたと思います。
しかし、私は特段やりたいこともないし、最初から出版の仕事に就くまでの繋ぎと思っていたので、どうせやるなら楽しむか、くらいの気持ちで仕事に取り組みます。
そのようにマインドチェンジした時から不思議なことが起こります。
契約をめっちゃくちゃとれるようになったんです。新規契約の月間記録を作るほどに。
周りからは褒められられまくりました。
「内野ー、お前才能あるよ!!」
社長からは気に入られてバイトで唯一高級寿司屋に連れて行ってもらったり、高級キャバに連れて行ってもらったり至れり尽くせり。
仕事でこうして評価されたのは初の体験。
とても嬉しかったのを覚えています。
そこから、私はこの「営業」という仕事が自分の強みを発揮できる道ではないかと考え始めました。
成果が出ると収入も上がります。
営業という仕事を極めたら稼げる、そんな生活をしている先輩も周りにたくさんいました。
本物の営業を身に付けたい!営業でのし上がって家族を見返したい!!そんな欲が湧き上がってきました。
そして本格的に営業を学ぶならここじゃない。
そう感じて、営業の強い会社を探します。
40社の転職活動を経て、そこで出会ったのがリクルート系の会社。当時のリクルートは、営業がとても強く、魅力的な人がわんさかいました。
そんなところから本体ではなく、代理店に内定を取ります。面接官がリクルートからの出向者で、すごく魅力的な人でした。
結論、リクルートの代理店でもトップクラスの実績を誇るトーコンホールディングスに転職。
面接官の営業力がすごく、この人の元なら自分は大きく成長できそうだと感じたんです。
※でも入社して速攻いなくなります笑
そこで出会うリクルート本体から出向という立場で私の上司になった久保田さんという方が私の営業観を180度変えてくれました。
この人の出会いは営業を面白くするという使命を作ったきっかけにもなっているほど大きな存在ですね。
出版業界でのし上がるより、営業の世界で上を目指す方が自分にとってはベストだ。
そう思わせてくれたのが、この職場と久保田さんでした。
私がセールスをキャリアの軸として生きて行こうと決断した瞬間でもあります。
ここで揉まれた経験がいまだに自分の自信になっているし、営業観のコアな考え方を形成することに繋がっています。
結果的にここでトップセールスマンとなり、その力を認められてジェイックという会社の創業期に人材紹介事業の立ち上げメンバーとして参画します。
そこで、トップセールス、MVP、トップセールスマネジャーとなり、31歳で役員へ就任。
4年で売上を10倍にする実績を残しました。
この実績を出せた理由は、久保田さんとの出会い、そして、本質的な営業価値※に出会えたことと、強みを活かせる職場に出会えたことです。
環境が変わると人は大きく変わる。
思考も変わる。
行動も変わる。
結果も変わる。
私はそんな体験をしました。
18歳の時に見えた景色とトップセールスになった時の景色は180度違って、人生の面白さが急激に上がったんです。
こんなイメージ※
深海魚で海底を彷徨っていたのに、お花畑を飛ぶ鳥になったイメージ。
□経営者を目指すなんて考えられなかった
元は「俺なんて社会で大した価値がない人間だ」と考えていた人間です。
母から犯罪者予備軍と思われてた人間です。
当時の自分からしたら、
そんな自分が営業という仕事で自信をつけて、やりたいことの実現のために、起業を人生の選択肢に入れるようになるなんて本当に信じられないこと。
この1番のきっかけは転職でした。
自身の強みを引き上げる環境にたまたま出会ったことで、私は今の体験を得ています。
もし、私が出版社の社員のままなら、間違いなく今の状態にはなっていません。うだつの上がらない平社員で安酒を飲む毎日だったかも。
自信のないまま、周りに当たり散らすイタイ中年になっていたかも。
環境で人の価値観や結果は大きく変わると思います。
自信がつき、価値観が変わった。
これが私にとっての転職の価値でした。
価値観が成長する経験。それにより行動が変わり、結果が変わり、自分が変わる経験。
これをもっと世の中に広めて、営業という仕事に恩返しがしたい。
私の強い思いです。
□転職業界の闇
その思いを抱いてから周りを見ると、かなり厳しい現実があります。
仕事のやりがいを示すギャラップ社の調査した、従業員エンゲージメントは世界は23%なのに、日本はなんと6%。世界最下位です。
従業員エンゲージメントの定義は、
「企業が目指す姿や方向性を、従業員が理解・共感し、その達成に向けて自発的に貢献
しようという意識を持っていること」
です。
※Gallup社の 2024 年度の調査より
※引用元:大和総研コンサルティングレポート
2024年12月24日発行
営業という世界でも、
もっと自身の活躍するフィールドを広げられる人はたくさんいるはず。
今の時代、将来への不安や、自信のなさから、仕事へのやりがいを失う人がジワジワと増えている気がするのです。
また、転職業界には闇があります。
転職支援ビジネスは、転職を煽った方がお金になります。今の時代、転職をするのは当たり前なんてパラダイムを世の中に植え付けようとしています。
でも実情は違います。
これ、、、嘘です。
一流企業ほど、20代で転職は1回までなどの外せない裏の合格基準が存在するんです。
そして、逃げの転職をする人は、いつの時代も企業から見れば価値がありません。
企業が欲しいのは、戦力になる人。
誰もが欲しがる優秀な人。
野球で例えるなら、ドラフト上位者にはガンガン内定を出しますが、トライアウト候補生にはほとんどプロの切符は与えられないのと同じ構図です。
でも、そんな真実は知られていません。
☆闘う力をつける必要☆
今の転職業界の事情や課題点を少し整理してご説明します。
1. 求職者視点:理想と現実のギャップ
①情報不足の問題
・求人票は理想的な条件を強調しがちで、実際の職場環境や文化は入社後にしか分からない。
②スキル評価のずれ
・求職者は自分のスキルを過大評価し、企業は即戦力を求める傾向がある。結果として期待と現実にギャップが生じ、早期離職につながる。
③転職理由の曖昧さ
・目的が曖昧なまま転職を決めるケースも多く、「とりあえず転職」「逃げの転職」からミスマッチが発生する。
2. 企業視点:採用と定着の課題
①スピード採用の弊害
・短期間で人員を確保するプレッシャーから、
十分な選考プロセスを省略しがちでミスマッチをある程度想定して採用せざるを得ない
②人材像のブレ
・求める人物像が部署ごとに異なり、採用後に具体的な役割を決めきれない。経営陣と現場のズレはよくある話。
③教育コストの軽視
・即戦力を求める一方で育成プランを用意せず、新人が成果を出せず退職するケースが増加。
3. エージェント視点:収益モデルのひずみ
①売上重視の文化
・KPIプロセス重視のビジネスモデルでは、短期的な成約数が最優先になりがち。
②顧客の板挟み
・企業と求職者のニーズを両立させることが難しく、結果として片方に偏った対応になるケースが多い。
③情報の非対称性
・求職者には企業情報を十分に伝えられず、
企業には求職者の真の価値を伝えきれない。
4. 業界全体視点:構造的課題
①使い捨て企業の存在
・社員の育成観点がなく、次々と社員が入れ替わりすぎる会社の存在。生活が安定せず、キャリアも短期的にしか考えられない。
②短期離職率の上昇
・早期退職率は約30%に上り、
市場全体の信頼性が低下。
結論:ミスマッチ問題の本質
転職は「人」と「環境」の相性が鍵。
しかし、現状では短期的な効率化や利益重視の姿勢が、このバランスを崩している。
求職者、企業、エージェントすべてが、
中長期視点での“適材適所”を追求しない限り、
ミスマッチは解消されないのですが、本気でここに取り組む会社が少ないんです。
大手企業ほどシステム化が進み、定性的なマッチングの仕組みや思いを汲むキャリア提案などが難しくなり、ミスマッチが増えてしまっています。
□本気で変えたい
人材ビジネスに関わる人に多いのは人の人生の成長や組織の進化に貢献したくなる欲が強くなる人が多いです。
実際、そういうミッションを掲げている人めっちくちゃ多い。そんな方々ともぜひ手を組みたいと考えています。
しかし、
私がやるべきだと真剣に思うのは、
「国民全員営業マン化」。
どういうこと?と思いましたよね。
営業を売り込みと捉えるとえげつないことになりますが、私の考える営業の定義は、
「お客様の問題を解決することで、 自分と自社を信頼してもらい、 利益を生み出す仕事」
です。
この姿勢で皆が日常を生きれば幸せになる人は確実に増えます。この定義に照らすなら、人生は全て営業です。
好きな相手と縁を作りたい時。
何か欲しいものがある時。
自分を成長させたい時。
...
なんでもそう。営業の力があれば、できることの幅が変わる。そして経験できる世界が変わる。周りが幸せになる。
営業という定義を
「お客様の問題を解決することで、 自分と自社を信頼してもらい、 利益を生み出す仕事」
に変革して、これを広める。
小学生からおじいちゃんまで。
だから今、世の中でブームになっている『営業を科学する』、とはちょっとやりたいことが違うんですよね。
「自分のやりたいことや、理想を掴む為に営業して、営業力をつけませんか?」
という勝手な私の提案です。
そこで、まず、ビジネスとして最も需要が高く、燃えるような強いニーズ(バーニングニーズのある)需要の高い事業が人材紹介でした。
なので、営業に特化した人材紹介事業を通じて、営業を面白くする環境マッチングをスタート事業にしたんですよ。
事業×社会貢献
にしていくことはとても難しい。
でも今の営業特化の人材紹介事業では、コンセプトを作っています。
「売れる営業採用」(to B)
意味は
→読んで字の如く。売れる営業をマッチングする会社であるべきということ
と
「ライフデザインマリアージュ」(to C)
です。
意味は、
→多様性が求められる世の中で自身のキャリア設計がわからない人達が人生の目的を明確にし、キャリアプランを発見する為に幸せになるキャリア戦略を提供し続ける場所を提供する
というもの。
これを実践し続けられるように日々経営努力をしています。
□ミッション,ビジョン、バリュー、コンセプトが事業の方向性を決める
私はミッション、ビジョン、バリュー、コンセプトをとても大切にしています。
それは、自社の組織崩壊から多くのことを学び、この4つが経営において非常に重要だと感じたからです。
組織崩壊はど真ん中から起こりました。
報酬の還元率をメインに打ち出した採用活動や評価制度、感情を無視した教育理論を導入したことで、分裂や陰口、殺伐とした空気等を社内に生み出すことにつながりました。
そこから起こった事件。
•第一号社員は顧客先に転職。
•トップセールスが競合へ引き抜かれる。
•当時の右腕も競合へ転職。
経営者として大事な人が抜けてしまう痛みと悲しさ、苦しさを痛感しました。これは、かなりきつかった…。
外部の業務委託メンバーでも、とても仲が良かった仲間が何人も去って行きました。
友達と恋人が同時にいなくなるような感覚。
原因は、私が誤った期待をかけてしまったために、お互いのすれ違いが発生したのです。
また、会社から人が去って行くことが続くと、誰を信頼していいのかわからず、疑心暗鬼になっていました。
経営者の多くは人と組織のことで常に悩んでいるし、痛みと苦しみを抱えています。
でもそれが成長と面白さをもたらすものでもあると思います。
その時に中心に据えるべきもの。
それが
ミッション、ビジョン、コンセプト
だと強く感じます。
ちなみにイノセル株式会社は、
ミッション=「営業を面白くする」
ビジョン=「売れる営業を日本一生み出す会社になる」
コンセプト=「売れる営業採用」(to B)
「ライフデザインマリアージュ」(to C)
です。
バリューはこんなカードを作って朝礼でバリューに沿った活動の報告や、成約時にバリューに沿った事例シェアをする文化があるんです。
※バリューカードの写真
□仕組み化と個人成長
私はミッション、ビジョン、バリュー、コンセプトをとても大切にしています。
それは、自社の組織崩壊から多くのことを学び、この4つが経営において非常に重要だと感じたからです。
組織崩壊はど真ん中から起こりました。
報酬の還元率をメインに打ち出した採用活動や評価制度、感情を無視した教育理論を導入したことで、分裂や陰口、殺伐とした空気等を社内に生み出すことにつながりました。
そこから起こった事件。
•第一号社員は顧客先に転職。
•トップセールスが競合へ引き抜かれる。
•当時の右腕も競合へ転職。
経営者として大事な人が抜けてしまう痛みと悲しさ、苦しさを痛感しました。これは、かなりきつかった…。
外部の業務委託メンバーでも、とても仲が良かった仲間が何人も去って行きました。
友達と恋人が同時にいなくなるような感覚。
原因は、私が誤った期待をかけてしまったために、お互いのすれ違いが発生したのです。
また、会社から人が去って行くことが続くと、誰を信頼していいのかわからず、疑心暗鬼になっていました。
経営者の多くは人と組織のことで常に悩んでいるし、痛みと苦しみを抱えています。
でもそれが成長と面白さをもたらすものでもあると思います。
その時に中心に据えるべきもの。
それが
ミッション、ビジョン、コンセプト
だと強く感じます。
ちなみにイノセル株式会社は、
ミッション=「営業を面白くする」
ビジョン=「売れる営業を日本一生み出す会社になる」
コンセプト=「売れる営業採用」(to B)
「ライフデザインマリアージュ」(to C)
です。
バリューはこんなカードを作って朝礼でバリューに沿った活動の報告や、成約時にバリューに沿った事例シェアをする文化があるんです。
※バリューカードの写真
□組織文化が最強の戦略になる
この、ミッション、ビジョン、バリュー、コンセプトが会社の本当の組織文化となった時に、イノセルは真の強さと優しさを手に入れると信じています。
私の頭の中を言語化していく。
それが大切だと思いました。
すると、この苦境ですごい成長をし、会社のレベルを上げてくれることに懸命になる社員が出てきたり、それに伴う仕組みもでき始めました。
それまで属人的だったものを仕組み化し、現在では毎年過去最高の売上を作る基盤を作ろうという気運が出てきたんです。
そこで私が特に大切にしたのがこの3つ。
・「お客様への価値の増大」
・「社員の強みに焦点を当てる」
・「本質的な営業価値を実践する」
この3つを軸にした経営をすることで日々の貢献実感が生まれます。
そして成長の喜びを感じられます。それが仕事のやりがいとなり、仕事は遊び以上に面白くなることもあるんです。
この感覚にたどり着くまでは苦しい過程を乗り越えねばならない人もいます。成長過程自体を楽しめる人もいます。
社内での組織成長は本当に難しい。
でもやりがいがある。
そして成し遂げた喜びも大きい。
毎日が勉強です。
□ミッションに込めた思い
営業を面白くするという理念をより詳しく説明させてください。このミッションにはこんな思いを込めました。
つまらない=営業
今、営業が面白いと思って仕事をしている人は、どのくらいいるでしょうか?
営業に従事する日本人は、800万人とも言われています。
しかし、営業の定義が、
「お客様の問題解決をすることで、自分と自社を信頼してもらい、利益を生み出す仕事」
ならば、経営者、エンジニア、デザイナー、商品開発、企画職、税理士や弁護士などの専門職なども多くの方が日常的に営業をします。
この人たちが常に頭を悩ませていること、それが
「自分を売り込み、選んでくれる相手を常に獲得できるか?」
です。
それには技術が必要です。
しかし、世の中の8割の営業は売れていない...。
売れないからきついし、嫌われる。
ウザがられる。
それで営業がトラウマになる人、とても多いんですよね。
でも、私は、リクルートの代理店時代に学んだ、本質的な営業を実践することで、
・紹介100%のセールス
・好きなお客様とだけ取引ができる
・好きなだけのお金を得ることができる
こんなことができるようになりました。
また、これらのセールスノウハウを文章化して、24時間働き続けるセールスマンをWEB上に作ることも可能になりました。
かつ、本物の営業利益があれば、マネジメントのレベルも上がるので、チームで大きな成果を作ることも可能になりました。
営業の定義「お客様の問題解決をすることで、自分と自社を信頼してもらい、利益を生み出す仕事」
この価値観で仕事をすれば、営業はとても面白くなるんですよ。
営業を楽しくするではないんです。
私の解釈ですが、「楽しい」は快楽みたいなイメージ。だから嫌なことは避けてしまう感覚。
しかし、その姿勢だと本当の面白さには出会えないと私は考えます。
スポーツでも、目標を達成するために苦しい練習をした上で、達成することがたまらないという感覚がわかる人もいらっしゃるはず。
面白いと楽しいは違う。
「面白い」には理論があり、実践するのは難しい場合もあるものです。
それをやり切ったときの達成感は乗り越えた人にしか見えません。
弱い相手に絶対に勝つゲームよりも、強い相手に努力をして勝ったときのほうが喜びは大きいですよね。
楽しいは一時的な快楽。
面白いとは、達成したい目的に向かい、それを成功に導くプロセスや成功という結果を感じる経験。私はこのように考えています。
でも、日々を楽しむ努力は重要です。
毎日が楽しいと感じるとき、それはあなたが成長したり、やりがいを感じたり、貢献したり、何かを達成したり、プロセスを楽しむマインドはとても大切です。
□幸せに売る技術はあなたも幸せになる
私は本質的な営業価値に出会ってから、仕事がとてもとても楽しくなったし、面白くなりました。
その一番の理由は営業の定義を変革して、かつ「幸せに売る技術」が身についたからだと思います。
人生とは人から評価されることが基盤となる社会を生き抜くことなので、「売る技術」を高めること=人生で実現できることの加速度を高める技術であると心から信じております。
何か人にやってほしいことが発生した時、売れる力が高い人の方が実現度は高くなります。恋愛も自分を売れる人の方が有利です。就職もそうです。子育てもそうです。
営業という仕事は、営業の本質的価値※に基づいて仕事をすれば、人生を面白くするための「売る技術」を身に着けられます。
この技術をつけた人は人生の選択肢が増え、人生の選択幅が大きくなり、望む未来を現実にできる確率が圧倒的に高まります。
□幸せな営業パーソンを増やす
仕事の転換点において、人生を好転する最大機会とすることで、幸せな営業パーソンを増やしたい。成長する組織を増やしたい。
私の人生を大きく変えてくれた「営業」と言う仕事に対して恩を返したい。
それがイノセルを立ち上げた一番の理由です。
その結果、幸せな営業パーソンを増やすことに貢献したい。
幸せな営業=『強みが発揮され、成長を実感し、貢献感のある営業』だと私は定義しています。
個人と企業の思考変化や技術進化や環境変化が実現のカギです。
キャリア開発・支援、教育機会の提供や新ビジネスの創出等を通じて、幸せな営業パーソンを増やすことで社会の発展に貢献したい。
□最後に
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。あなたは同志です。
普通は途中で離脱しますよ笑。
長ーい文章をお読みいただき、深く感謝いたします。
そこで、ぜひこれはご相談ですが、、、
「幸せな営業パーソンを増やす」
そして、
営業を面白くするというミッションを元に、「売れる営業を日本一生み出す会社になる」というビジョンを一緒に実現する仲間になっていただけませんか?
あなたの1人の決意が世の中を変えるし、私は死ぬまでに1人でも多くの方に
営業が面白い
という体験を届けたい。
そのために、まずは私のビジョン実現を推進する週に3回メルマガを送っているのですが、そこにご登録いただきたいんです。
魂込めてます!!
ぜひご登録いただき営業を面白くする世の中を共に作っていきませんか?
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また、今、あなたが環境を変える必要があるかも、、、と思っていたらお気軽にご相談ください。
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