【詩】いつかのために
君は本当になにも知らないんだろうな
ただ静かに隣にいてくれていることが
どれだけ今の僕を救ってくれているか
あの頃の僕は1歩踏み出すことさえ
億劫で仕方なかった
全て投げ出してしまえば楽になるかなと
投げ出してみても苦しいままで
そんな鉛のような僕の背中を
君は少しずつ、ゆっくり、ゆっくり
押してくれていたんだよ
僕がいくら伝えても
君は何もしていないよと笑うから
君がいつかどうしようもない壁にぶつかって
動けなくなった時
今度は僕がそっと手を沿えて
恩返しができるように
いつか君にお返しができるその日まで
頑張ってみるよ
ありがとう
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