『The Sandwich Swap』こういう絵本が必要な時代になる(環境研究)
リリーとサルマは友人で、勉強も、遊びも、食べるのも、いつも一緒だ。ある日、二人はお互いの食べているサンドウィッチが原因で大ゲンカとなってしまった。些細なことから仲違いしてしまい、その影響はクラス全員に波及することに。校長先生の仲介でお互いが違いを理解するようになるというストーリーだ。
リリーのサンドウィッチは英国式、サルマのサンドウィッチはピタパンを使ったアラブ式。この違いで喧嘩がクラス中に波及する流れは、現在の世界の分断と同じ構図だ。
ウクライナとロシアの大喧嘩はEU+アメリカと専制諸国の分担につながり、イスラエルとガザのハマスとの大喧嘩はアメリカ+EUと専制諸国の分担につながる。リリーとサルマの争いには校長先生という存在があったが、国と国の争いでは、いずれの常任理事国が当事者の場合は校長先生の機能にはならない。
このストーリーは今までの日本では考えられないが、今後の日本を考えるとこういう絵本が必要な時代になる。
Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。