『怒りを抑えし者 「評伝」山本七平』イスラエルへの旅が楽しみだった(人間学)
昭和の三変人(小室直樹、糸川英夫、山本七平)のひとり山本七平の評伝。評伝なので、当然読む人は山本七平のファンに限定される。クリスチャンとして、怒りを抑え生き抜いた山本七平の人生は、クリスチャンがほとんどいない日本ではアウトサイダーだ。父親の師は内村鑑三で、祖父はクジラ漁で有名な和歌山の三輪崎(熊野)がルーツ。三代目のクリスチャンが山本氏だ。
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