ドイツキャリア10年:新卒エンジニアの奮闘記と転職への道
こんにちは!新卒でドイツに飛び込んでから10年、ついに転職を決意するまでの道のりをお話しします。海外就職や転職に興味がある方、ぜひ参考にしてください!
1. ドイツでの10年間:笑いあり涙ありの成長記
新米エンジニア、ドイツに立つ
10年前、希望と不安でいっぱいのスーツケース1つを持って、ドイツに降り立ちました。ドイツ語は超初心者。エンジニアとしての経験?皆無です。
最初の数ヶ月は「???」状態の連続。
ドイツに来たばかりの頃は、ドイツ語も話せず、また、仕事内容も大学や大学院では学ばないような分野なので、内容を理解するのがまず難しい。それをよくわからないドイツ語で学ぶので毎日何かしらミスをしてしましました。
その度にしっかり聞き直すべきだったとか、英語で聞けばよかったかなど自己嫌悪に陥ったことも多々。失敗を通して学ぶことは多かったです。
ディーゼルエンジンとの6年間の格闘
最初の6年間は、ディーゼルエンジンのキャリブレーションに携わりました。
車両を使って排ガスのテスト、エンジン性能を改善しては、またテスト。
世界中を飛び回ってテストしまくりました。アルプスの峠道、灼熱のスペイン、凍てつくスウェーデン...。エンジニアって、意外とアクティブな仕事なんですよ。
自動運転への興味と部署移動
そんな中、自動運転技術に興味が湧いてきました。「よし、勉強だ!」と意気込んで、オンラインコースを片手に必死で学び、なんとか社内で部署移動を果たしました。
ADAS(高度運転支援システム)のソフトウェア開発は、正直言って超難しかったです。でも、やりがいはMax!毎日が新しい発見の連続でした。
2. 転職を決意した理由
南ドイツの田舎町へ引っ越し
4年前、家族が増えたのを機に、ベルリンから南ドイツの田舎町に引っ越しました。アルプスが近く、自然の中で家族と過ごしたかったからです。
リモートワークとの出会いと別れ
コロナ禍でリモートワークが増え、最初は「やった〜!通勤時間ゼロ!」と喜んでいました。
が、しかし。
「あれ?人と話してない...」
「毎日PCと会話してる...」
次第にストレスを感じるように。やっぱり私は人と直接会って仕事をする方が合っているようです。
現場復帰:プロトタイプ車両のテストへ
そこで、プロトタイプ車両を使いADASのテスト・分析を担当するポジションに移ることに。
「よし、また現場だ!」。
今度はコロナ禍の時のリモートワークとは一転して、国外へテスト走行。2023年だけでも13カ国訪れました。
旅行が好きな自分にとって、仕事で他の国に行ける環境は最高!
10年の節目と新たな挑戦
気がつけば、2024年8月でちょうど10年。
「コンフォートゾーンを出て、新しい環境で、もっと成長したい!」
そんな思いが強くなり、転職を決意しました。
3. 未来への展望
新しい職場では、これまでの経験を活かしつつ、新しいことにもガンガンチャレンジしていきたいと思います。
現場での実践的な経験をもっと積む
今までの経験からの新たな手法などの提案、プロセスの効率化
英語でのコミュニケーション力、アウトプット力のさらなる向上
そして何より、家族との時間も大切にしながら、バランスの取れた生活を送りたいですね。
4. 感謝の言葉
この10年間、本当に多くの方々に支えられました。
最初のチームリーダー:ドイツ語もままならない私を根気強く育ててくれて、本当にありがとう!
同僚や顧客の皆様:信頼して仕事を任せてくれて、ありがとう!いろんな挑戦の機会をもらえました。
家族、特に妻:ベルリンからバイエルンの田舎への引っ越しを支えてくれて、ありがとう!あなたの支えがなければ、ここまで来られませんでした。
おわりに
10年間のドイツ生活で学んだ最大の教訓:
「失敗を恐れずに、とにかくやってみる」
これに尽きます。
転職や海外就職を考えている方、不安はあると思います。でも、その先には必ず成長があります!ぜひ、自分の可能性を信じて一歩を踏み出してみてください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。皆さんのキャリアにも、きっと新しい挑戦と成功が待っているはずです。応援しています!
そして、もし具体的にどうやってドイツで就職したのか、また転職したのかを知りたければ、ぜひコメントで教えてください。
みんなで経験をシェアして、お互いに成長していけたら素敵ですよね。
それでは、Auf Wiedersehen!(またね!)
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