2,000万稼ぐデザイナーになるには
デザイナーが年2,000万稼ぐには
事業会社のシニアデザイナーで800-1,500万+副業
コンサル会社のマネージャークラスで1,000-2,000万+副業
が現実的な方法です。
もちろんその他にも、
メガベンチャーのCxOになったり、
会社を立ち上げて稼ぐ方法もありますが
それよりは簡単でリスクが低いでしょう。
では、上記の方法をどう達成するのか?
結論から言うと
デザインのアウトプットを、
会社が長期的に稼ぐ戦略に
どれだけ近づけることができるか?
にかかっています。
アウトプットと戦略が近ければ近いほど
お金を稼ぐことができます。
持続的な成長にコミットすることが重要
この世は大航海時代ではなく、資本主義社会です。
デザイナーであろうと資本主義のルールの中で
競争しなければなりません。
株式会社のそもそもの目的は知っていますか?
資本主義における株式会社の目的は
(株主に利益を配分するために)
利益を上げて、持続的な成長をする
ことです。
デザイナーはセールスと違って、
直接利益を上げることは困難です。
しかし、持続的な成長への貢献であれば
デザイナーは無類の強さを発揮します。
この長期的な価値を生み出すことが
稼げるデザイナーの第一歩です。
逆に言えば、短期的なアウトプット、
例えば、
バナーやLPは当たり前、
単発のロゴやWebサイト、
短期のアプリデザイン、サービスデザインでさえ
稼ぐのは難しいでしょう。
どんなデザインでも稼げる
稼げるデザインは
ブランディングデザインでも
プロダクトデザインでも
コミュニケーションデザインでも
等しく可能です。
稼ぐ方法を覚えていますか?
デザインのアウトプットを、
会社が長期的に稼ぐ戦略に
どれだけ近づけるか!
でしたね。
それぞれ簡単に、どう稼ぐのかを見ていきましょう。
ブランディングデザイン
ロゴだけ作っていてはダメ。
会社のMVVやブランドDNAから、ロゴから先の展開を戦術に落とし込む
5年後、どんな会社・事業になっているのかをゴールイメージから逆算して戦略をつくる
会社の戦略とブランドを結び付け、社内に浸透させる
などなど、
長期的な会社のあり方を、
デザイン思考を活用して経営者と一緒に作っていく。
プロダクトデザイン
プロジェクトをこなしているだけではダメ。
課題からUI作成・実装まで、スムーズにリリースする仕組みづくり
一貫した体験の資産になるデザインシステムの作成と実装
質の高いプロダクト作り続ける組織づくり
などなど、
ユーザー体験を第一に考えながら、
長期的なプロダクトの成長に貢献する。
コミュニケーションデザイン
バナーや短期のWebサイトを作っているだけではダメ。
バナー作成やLPなどを、スムーズに提供するための仕組みづくり
タッチポイントを洗い出し、課題を見つけ、改善する提案
さまざまな媒体で、統一した世界観を提供するアセットづくり
などなど、
マーケティングの課題を見つけて、
長期的にアプローチできる仕組みを作っていく。
以上のようなことが出来れば
必然的に稼ぐことが可能になります。
構造的に稼ぎにくい業界と稼ぎやすい業界
ここまで読んでいただいたら、
なぜ一般的に
制作会社のデザイナーの給料が低くて
事業会社やコンサルのデザイナーの方が給料が高いのか
理解できますよね?
構造的に事業会社やコンサルの方が
アウトプットを会社の戦略に近づけやすいからです。
受託の制作会社がクライアントの社長と毎週議論したり
組織の体制や採用にまで関わることは稀でしょう。
もちろん制作会社でも
クライアントの社長の信頼を勝ち取って
戦略から入る場合もあるでしょうが
残念ながら、ほんの一握りです。
ただ、ここで注意してほしいのは
稼げるから偉いとかすごいと
言っているわけではないです。
稼げるかどうかは、個人の資質より
業界による比重が大きいです。
稼ぐだけなら金融業界や総合商社の方がいいでしょうし
今なら寿司職人になって海外に就職すると
月5,000万稼ぐことができます。
デザインスキルが高いだけでは稼げないジレンマ
なぜこんな話を書いたのかというと、、、
最近、
フリーのデザイナーさんが
3万円にも関わらず
すごくこだわったロゴを作ったのに
さらに値切られた、、、
という悲しい話を聞いたからです。
また、
クオリティの高いアウトプットを
作り続けている制作会社でさえ
採用サイトに記載されている
デザイナーの年収が低い
のを見たからです。
いくらデザインスキルが高くても
ビジネスを理解して
アウトプットと戦略を近づけないと
どうしようもなく稼げないんだなと。
この記事から少しでも示唆を得て
参考になればいいなと思います。
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