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業務効率化の先を目指す、非常識SaaS - レジリア
現在、多くのtoB系SaaSが「業務効率化」を通じて価値を提供しています。たとえば「営業・顧客管理」「マーケティング自動化」「財務・経理」「人事・採用」「セキュリティ・IT管理」「開発者向けツール」などが代表例です。
しかし、Resilire(レジリア)はその枠を超えたサプライチェーンデータ・プラットフォームを目指しています。これまでに完全な形で世の中に登場していないこのプラットフォームが完成すれば、業務効率化だけでなく、戦略的意思決定の支援や新たなビジネスモデルの創出を通じて、全く新しい価値を提供できるでしょう。
Googleが、高度な検索アルゴリズムとビッグデータの分析・処理能力によって「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使える」ように、
レジリアは製造業のモノと情報のつながりを多角的に可視化することで、「世界中のサプライチェーン情報をつなぎ、モノづくりを持続可能にする」ことをビジョンとして掲げています。
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サプライチェーンを可視化する意義
サプライチェーンとは、製品の原材料や部品の調達から販売に至るまでの一連の流れを指します。しかし、この情報はこれまでブラックボックス化され、特に企業間の取引データは「社外秘」として扱われるのが常識でした。
たとえば、広告代理店がA制作会社やB制作会社に外注している情報をわざわざ公開しないように、サプライチェーンでも取引先の情報は基本的に非公開です。さらに、多層化された取引によって、取引先がさらに外注している場合、その先の情報は把握できないのが通常です。
しかし、コロナ禍やSDGsの推進により、この常識が変わりつつあります。
世界は以下のようなサプライチェーンの課題に直面しています。
供給不足: コロナや中国依存によって原材料が入手困難に
災害・地政学リスクの影響: 地震や戦争による製造遅延
社会的責任の高まり: CO2排出量削減や労働環境の改善への要請
これらの問題に対処するためには、ブラックボックス化されたデータを可視化し、効率的に活用する仕組みが必要です。
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経済基盤を革新する非常識な価値
スタートアップはタイミングがもっとも重要です。
レジリアはこのタイミングで、製薬業界を中心としたリスク管理を起点にサービスを拡大しました。リスク管理とは簡単に言えば、地震などの災害リスクが起こった時に行う「影響範囲の把握」「調査の迅速化」などの業務効率化です。さらに、平時におけるサプライチェーン調査や評価の業務効率化も進めており、さまざまな業界への導入が始まっています。
この業務効率化を起点としたサプライチェーンデータの取得によって、レジリアは効率性向上を超えた価値を提供できます。Googleが検索エンジンで取得したデータ・プラットフォームを活用して、GmailやGoogle Callender、Google Analyticsなどの各種サービスを提供しているのに似ています。
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レジリアは社会的な課題解決や持続可能性にも貢献することで、単なる効率化ツールに留まらない経済基盤を革新する非常識な力があります。
例えば
データ活用による意思決定支援
在庫や輸送ルートの最適化
自然災害や地政学的リスクの予測
イノベーションの促進
データ分析から新たなビジネスインサイトを提供
他社とのオープンイノベーションを推進
持続可能性の推進
サステナブルな調達や生産の追跡
ESGやGDPRなどの規制対応を支援
業界全体での成長促進
データ共有を通じたコミュニティ形成
などなど。
レジリアはサプライチェーンデータ・プラットフォームを構築することで、企業によるデータ活用に留まらず、製造業のサプライチェーンモデルの変革や社会的な課題解決や持続可能性にも貢献できる可能性を秘めています。
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正解がまだ見えない課題に挑戦するのは難しい。でも、その先にある未来を描き実現していくことが、僕たちの楽しみであり挑戦です。
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