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【根深ければ葉枯れず】


私たちの住む世界には、「目に見える世界」と「目に見えない世界」が存在しています。


森林に生い茂る大木を私たちの目で見た時、その大木を支えている地中深くにしっかりと張りめぐらされた、根の存在に思いを寄せてみましょう。
根は、目に見えない世界で役割を発揮します。根が地上の目に見える世界に出てくれば、役割を果たせずに大木を枯らしてしまうのです。


私たちの命の根とは、近くは父親・母親、祖父・祖母でありご先祖様そのまたご先祖様のご先祖様である大先祖様と命のルーツをたどっていくと、最終地点は『いのちの親神様』にたどり着きます。


命を与えくださった大元の『いのち親神様』に感謝するのが神社参拝です。お墓参りは、近しい自身の命の根であり、目に見えない世界で存在するご先祖様と向き合い、自身の命に感謝し、「命」を見つめる行為です。
神社参拝やお墓参りは、自身の根を力強くします。根強くなると人生がイキイキと充実して楽しくなります。


神道では、これを「敬神崇祖」といい重要な行動規範としています。
目に見えないことを、非科学であると片付け、おろそかに扱い根を大切にせずに生活していては、家運の隆昌はありません。
根を深くして葉を枯らさずに生きましょう。枯れている人が多いのが今の日本です。枯れた気を祓い、蘇生する場が神社です。

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命の語り部 鈴木哲司
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