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天津罪

須佐之男命が冒した悪業が「天津罪」です。

畔離(あはなち) 天照大御神の他の畔をこわし、水を干してしまうこと

溝埋(みぞうめ) 田に水を引くための溝を埋めて、水を止めてしまうこと

樋放(ひはなち) 田に水を引くための樋を壊してしまうこと

頻蒔(しきまき) 定量以上の種子を蒔いて、健全な稲の育成を妨げること

串刺(くしさし) 今でいう”差し抑え”などの立て札を他人の田に刺したてること

生剥(いけはぎ) 生きたままの馬の皮を剥いでころしてしまうこと

逆剥(さかはぎ) 農耕用の馬の皮を剥いで殺してしまうこと

屎戸(くそへ) 神聖な秋祭りの時にきたないものを撒き散らして邪魔をすること

 『神道入門』(河出書房新社・戸谷学)

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命の語り部 鈴木哲司
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