家紋と会社のロゴ

家の紋である「家紋」や会社のロゴは、掲げる人達の本質や美意識を、ズバリ表現しているものであり実に面白いものです。

自身のご先祖様や会社が歩んだ歴史の中で、その会社や家が込めた思いや抱いた感情、ものの考え方について興味を持つときに家紋や会社ロゴに思いをよせることで先人が伝えたかったメッセージを受け取りましょう。

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上の家紋は、『丸に木の字』というわが家の家紋です。鈴木家の男紋(表紋)といわれるものです。また、下の家紋は鈴木家の女紋(裏紋)である『稲紋に木の字』です。

稲紋に木の字_型


女紋がある家とない家があります。古い家には男紋・女紋を有しているはずです。わが家は、越後岩船の地主である旧家であったため、稲作に関わりが深かかったことから稲穂の紋が用いられています。また、穂積氏を祖とする子孫である「鈴木」であり、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が祖先神になります。大和国(奈良県)山辺郡穂積巴および十市郡保津巴を本拠地とした有力豪族でした。

また、『木の字』は紀国(和歌山県)の熊野に由来します。神武天皇以前に大和入りした豪族の末裔が時を経て越後に定住したようです。

女紋と言われているものには、「母譲り(ははゆずり)の紋」、「家紋から丸を外す」、「五三ノ桐(ごさんのきり)・蔦(つた)・揚羽蝶(あげはちょう)」、「女性専用の紋」、「女性らしいデザイン」、「男紋とは異なった継承」であり、地域によって女紋に対する慣習が異なります。

自分の家の「家紋」や「会社ロゴ」が何かを調べてみましょう。先祖のル―ツや会社の成り立ちを知ることができるでしょう。


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命の語り部 鈴木哲司
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