見出し画像

当事者と教師として

「いのちの授業」の取材として、杉本春美校長先生(愛知県西尾市立花ノ木小学校)を、小中寿美記者さん(中日新聞)と訪問です。

 今、「いのちの授業」20年&献本プロジェクトなどについて、教育現場での取り組みや広がりなど共に取材いただいております。杉本先生とは20年近くのご縁。教え子を小児がんで亡くす。がん教育&いのちの教育の副教材の制作、学校や養護教諭の研修会、会報「いのちのびと」などでご一緒させてもらっています。

 自分の原体験をもとに、「いのちの授業」に取組む先生がみえます。教え子の死、自分の闘病、家族の自死、事故事件…。当事者としての思いを、「いのちの授業」として伝えていくことは、まさにいのちのバトンタッチです。

 一方で、当事者と教師として、現場で伝えていくためには「現実の壁」があります。多くの先生は、いろいろな思いを背負って、愚直に人知れずに取組んでいます。その姿に涙がこぼれます…。その先生を全力応援させてもらいたいと思います。いのちびと10月号では、家族を自死で喪い、いのちの活動に取組む先生をご紹介します。

 たくさんの「いのちの思い」があります。いのちのバトンが届きますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?