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死神くん。
誰だって一度くらいは死について考えた事があると思う。
思春期の時、誰かのお葬式に出た時、
自殺、殺人のニュースに触れた時、など様々だろう。
そういった死という抗えないものに対する不安や、
また今生きていて辛い、この世から離れたい、
その衝動がこびりついて頭から離れない時。
そんな時は一度「死神くん」を手に取ってほしい。
死神くんは寿命が近づいた人の前に現れて、
「あなたの寿命は○○日だぜ」と伝えて、
現世にやり残したことはないか聞き、
しっかり現世に未練がないようにサポートしたり、
また寿命がまだあるのに、自殺を試みる人に
「あんたはまだ死ぬタイミングじゃない」と止めに入り、
予知夢を見せて思いとどまらせたりなど、
命や魂を適切に霊界に送る仕事をしている。
僕は小学生高学年の時にずっといじめを受けていて、
よからぬことを毎日考えてた時期があった。
それはこの世から消えてしまいたい怨嗟の念。
または相手を何とかして消したい憎悪の念。
少しでも針が振れてしまっていたら、
今、僕が生きている世界は全く違うものになってた。
その一線を越えさせなかったのが、僕が小学生の時に
読んでいたこの「死神くん」のおかげだと思っている。
命の大切さ、重さ、尊さを押しつけがましくなく、
死神くんを通して僕の心にスッと入ってきた。
特に印象があった話は「STOP!ザ、じ・さ・つ」という話で、
自殺しようとしてる男の子に、自分が死んだ後の予知夢、
自分の葬式の様子や親の取り乱し方や争いを見せるのだが、
これが僕を踏みとどませるには十分なきっかけとなった。
子供の頃は想像力もなかなかそこまで届かない。
「こうなったらアカンな」って思うだけでも違うと思う。
もしあなたが学生でいじめられてるとして
このノートをたまたま見たとしたなら、
この「死神くん」を読んでから、
今考えてる色んな事を踏みとどまってもらって、
できれば今いる学校をすぐ転校してほしい。
転校先でリセットすればいいし、僕もそうできた。
前の学校でこうしなきゃよかった、こうすればよかったかもを
新しい学校、新しい友だちで試してみれば、
前と同じ環境にはなりづらいはずだと思う。経験談として。
無知な故か、土足で人の心を踏みにじれる年代に、
特に小学生や中学生、多感で心が吸収できる、
まだ過ちもやり直せるであろう年代に
学校ぐるみで読ませるべきだと、本気で思っている。