私が信頼するPBWマスターの条件
私にとっては、難しいことじゃないよ。
どこの商業PBWのマスターでもない、ただの引きこもりプレイヤーだけど。
自分の立場を明確にする人
日本人にはよくいると思うけど。自分が何者であるかを伏せておいて、相手の出方に合わせて「演技しよう」とする人。はい、おしまい。
そんな好き嫌い、得手不得手のハッキリしない人に。大切な「うちの子」は預けられないよ。
マスターさんでも、絵師さんでも。ひっぱりだこになるのは「得意分野」のハッキリしている人。逆に「これは受けられない」と表明してあればさらに信頼感は増します。余計な気を使わなくて済むし。
あなたは誰? どういう人? どうしてそうなったの?
分からないことを放置しない人
私がPBWでシナリオに参加しないで、雑談とイラスト発注だけの引きこもりになってる理由。
それは、私の好きなネタ、使いたいネタ、私の持ちキャラについて私以上に理解している…あるいは理解しようとする姿勢の人を見かけないから。
最初は知らなくていい。だけど、知っていこうとするかどうか。
いまの商業PBWだと、どうしても不特定多数のプレイヤーさんに奉仕・接待することが求められるから。それで疲弊してやめてく人もいると思う。
そこは運営側の理解不足だよ。私も親しくない人、親近感を感じない人にはそこまで奉仕したくない。
あと、癒着防止を建前にプレイヤーとマスターの相互理解を邪魔するような運営は「終わってる」よ。勘違いにも限度がある。
安請け合いしない人
私は「なんでも描きます・描けます」って絵師さんを信用しないよ。
現物で証拠を見せられない限りは。マスターさんの場合、文章だからそれがとても難しい。なかなか読んでもらえないし。
シナリオのオープニング文章でも「プレイヤーの行動次第でシリアスにも、コミカルにも転びますよ」みたいなのは良くないです。どっちか片方だけに絞った方がいい。
でないと、シリアスを求める人とコミカルを求める人が両方入ってきて、誰も得しないような中途半端になるから。闇鍋はんたい。
プレイヤーの行動提案が通らなかったら返金しますってシステムのPBWも、安易に安請け合いしすぎです。プレイヤーは貴重な時間と労力を割いて、相手を信頼して託してます。ダメなものは最初からダメって断った方がいい。
お金は返ってきても、時間とワクワクは戻ってこない。
できればプレイヤー側も、ボーダーラインのギリギリを試すような行動提案は避けた方がいいでしょう。それ以上いけない。
一度でも行動提案/リクエストが通らないと、もう2度と来ない人もいるだろうけど。お互い「ご縁が無かった」と割り切るのが良いかも。
ゲシュタルトの祈り。運営型ゲームに関わる、すべての人にオススメ。
万人受けを狙わない人
質を問わなきゃ、なんでもある。たいていのPBWはそんな世界観ですね。
そして、そのどれもが商業クオリティに達しない器用貧乏。
一番肝心なとこがぼやけていたり。この世界観なら、こうはならないだろ!ってとこが、誤魔化されてる。そんな流行りを追うだけのニセモノは要りません。
私は万人受けは狙わないし、私の個性を殺しそうな商業出版とも今のところ距離をおく考えだから、クセの強い世界観の方に目を奪われるかな。
以上、好き勝手放題に私の考えを書きました。
トミーウォーカーで始まった「PBW自作サービス」で運営やる人の参考にはならないと思うけど。
手に負えなくなる前に、予防線を張ろう。不特定多数を相手にしないこと。
私がマスターをやらない第一の理由は、お客さんを選り好みできないから。
自分が分からない、という人は
私の友人で、相手の注文に合わせる仕事ばかりしてきたから自分の「好き」が分からない、という方がいます。むしろ、そちらが「普通」なのかも?
「なんでもいい」って人が、ホントにそうであることは少ないと思う。
ある程度、自分のやりたいことが分かってる私は幸せ者なのかも。
ごめんなさい。今の私では、自分が分からない人に安請け合いはできない。