「くそっ、急に霧が!」

ダッチマン号を見失い、苛立つ砲手。

「牝狐め」

イスパニア海軍とは、因縁が深いらしい。

「もしかして、これもムウの遺産か?」
「不吉なこと言うなよ」

船長が呆れた顔で言う。

「『七海の瓶』みたいにヤバいやつなら、こっちがとっくに沈んでるさ」
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