「シバルタ!」

マリカがとっさに呪文を唱えると、ツタが伸びて敵を縛る。
さらに、石畳を突き破っていばらの壁が魔物を遮る。

「大丈夫かい、逃げるよ」

おばばは、茫然自失のシャルロッテを助け起こす。

「娘を頼みます」

幻なのに、彼女の両親は後を託して魔物に向かっていった。
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夢を渡る小説家イーノ
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