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櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024新・櫻前線 -Go on back?-@東京ドーム 2024/6/15・16

今回の東京ドーム公演について

櫻坂46として、東京ドーム公演をするのは今回が2度目。ただ前回の東京ドーム公演は「欅坂46・櫻坂46を支えてきた菅井友香に連れてきてもらった」という感覚があった。
その東京ドーム公演は席を埋め切ることが出来なかった。そして紅白の連続出場が途切れた。苦しい時期を過ごしていたのは明らかだった。しかし、今のこのグルーブは乗り越えたと言っていいだろう。「桜月」から始まった2023年。紅白落選直後のアリーナツアー座長という大役を任された守屋麗奈は、この大役抜擢を機に覚醒した。れなぁが作った流れを引き継ぎ、満を持してセンターに選ばれたは藤吉夏鈴。アリーナツアーの最後に発表された「Start over!」により櫻坂46は世界へ飛び立った。「承認欲求」からは新たに3期生が選抜メンバーに加わり、グループの力が強まった。さらにメンバーだけでは無い。ファンも結束した。アジアで活躍中のアーティストが集結する祭典「2023 Asia Artist Awards」で、世界中からの投票で選ばれる人気賞では、2位のNiziUを大きく引き離して韓国アーティスト以外の初の快挙となる1位を獲得。世界での実績を獲得した櫻坂は見事に1年での紅白復帰を果たした。1度落選したアイドルグループがまた選ばれるのは稀有な例だ。
この東京ドーム公演は、そんな櫻坂46とBuddiesが歩んできた道のりの集大成である。

セトリ

雑感


影ナレ:松田/中嶋
OVERTURE
まず飛び込んできたのはステージ後ろまで途切れることなく拡がった、真っ白なペンライトで照らされる景色。前回はステージ裏どころかスタンドも埋めることが出来なかったグループの成長を実感することが出来た瞬間だった。

DANCE TRACK①(山﨑天)
「アイドル界の頂点に導きます」
6年前、加入したての山﨑天が語った言葉。その時と全く同じポーズからLIVEがスタート。
天才的な演出その①

01.何歳の頃に戻りたいのか?
このアリーナツアーの主軸であるこの曲からスタート。ツアー中は必ずラストに歌ってきた曲を最初に持ってくることで、ドームの特別感をヒートアップさせた。

02.泣かせてHold me tight!
これもツアーでは終盤で歌われてきた曲である。
-Go on back-
順番を逆にしたことで、ツアーとの繋がりも感じさせる良セトリ。

03.恋が絶滅する日
イントロが流れた瞬間どよめきがあった気がする。いつぶりだろうか。あとから言われて気づいたけど、2年前と演出が同じだったらしい。すげぇよ。

DANCE TRACK②(山崎/森田)
ツアー中もあった、森田と天ちゃんが対峙する構図。ダブルセンターの特権。これ良かったよなー。

04.摩擦係数 EXTENDED Ver.*小池美波登場
「KOIKE MINAMI」という文字が写った瞬間、何万人の人の涙腺と喉を破壊しただろうか。全員にサンシャイン池崎が乗り移った瞬間があった。

MC①
05. Nobody's fault
イントロ前の船の汽笛の音の趣よ。MVに忠実な演出が櫻坂が歩んできた道のりを感じさせる。

06.Cool
あの髪を両手で掴んで持ち上げる瞬間いいよね。
あと演出がスプラトゥーンに見えて仕方がない。

07. Dead end

これもMV演出を再現。飴舐めながら事故起こす森田ひかるに全員が息を呑んだ。

DANCE TRACK③ (守屋ソロ)
08.桜月
バックに映える桜色の月にれなぁは1番似合う人だと思う。

DANCE TRACK④(田村センター&流れ弾披露メンバー)
09.流れ弾
ここだけ謎の文脈フル無視。笑

10.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
まさかのバクステ。一日目がバクステ近くのアリーナだったこともあり、お見立て会で購入したこんなぎタオルの開封を遂に決意。しかしレスは貰えず。

MC② 田村/幸阪/増本/大沼/齋藤/井上
2日目の大声選手権。信じて貰えないと思うが、本当に2階席まで聞こえたよ!!!

11.恋は向いてない
推しの夏鈴ちゃんと3期生の中嶋・村井のユニット曲。
12.真夏に何か起きるのかしら
13.心の影絵
初期の3センターと3期生のユニット曲3連続。特にJK3人(1人はもう卒業済み)の真夏はみんなLIVE後に騒いでた。あとショートこんなぎ可愛すぎるね。

DANCE TRACK⑤ (武元ソロ&BACKSメンバー)
14.油を注せ!
まず武元の魅せ方の上手さよ👏
ダンストラックでここまで人を惹きつける魅力を出せるのは彼女くらい。

DANCE TRACK⑥(3期生・暗闇無音ダンス)
15.静寂の暴力 DARK SILENCE Ver.
圧巻。
東京ドームのハイライトはこれでしょ。
2日目は正面の俯瞰の席だったが、モニターを見たのはラスサビ前のセリフ部分だけ。モニターを1回しか見なかったのは初めて。
体が勝手にこれを脳に刻みこもうとしていた。

16.マンホールの蓋の上
「WHATCHA SAY WE DO!!!!」
このツアーのオープニングとして使われてきた曲を静寂からぶち上げたいタイミングで持って来た。そして、自然とコールが生まれたあの瞬間は静寂の暴力の時のペンライトから通して「ファンもLIVEを作り上げる1人」であることを見せた。

17.BAN &# ×BACKS SPLIT MIX Ver.
この選抜とBACKSのコンビネーションがまた素晴らしい。zozoの時の1・2期vs3期のBANに並ぶかっこいい魅せ方。
そしてここでも武元の魅せ方が際立ってた。

18.承認欲求 EXTENDED MIX
東京ドーム仕様の怒涛の間奏ロングは痺れた。
そして、急な間奏ロングにも対応してコールできるBuddiesの凄さよ。低音ボイスのコールが入ることで楽曲の良さが増すのは櫻坂の楽曲の特徴だと思っているので、ここでしっかりコール出来たBuddiesに感謝したい。

19. Start over!
このツアーで少し控えめになってしまったスタオバジャンプが東京ドームで帰ってきた。
(なんならコール付きでBuddiesの方が煽ってた)
そしてここで自分の記憶の中の語彙力が尽きている。もうとにかく凄い。

20.自業自得*初披露
遂に来ましたよ。初披露。
生で見た時のラスサビ前の山下瞳月のソロダンス。あれはどんな人でも惹き付けられる良さがある。ソロダンスで人を惹きつけることが出来るって才能だと思う。

~ ENCORE ~
ENC1. Anthem time x ドローン旋回中 SPLIT MIX Ver.
このツアーであった裏切りはこれ。
こんな魅せ方があるのかという驚き。

ENC2.Buddies
最後に天ちゃんから「みんなで歌おう」と言われて全員で歌ったBuddiesに感動。
次も絶対歌わせて欲しい。

MC③
VTR:
1日目
9th SINGLE BACKS LIVE 開催発表・センター:石森璃花

2日目
4th Anniversary Live in ZOZOマリン
まさかまさかの幕張開催2日連続発表。もう聖地化したいのだろう。ただ冬の幕張寒すぎるんよ。

ENC3.櫻坂の詩
1回目の東京ドームでは埋め切ることが出来なかったグループが最後はステージ後ろまで櫻ピンクを埋めつくしてフィナーレ。成長。

感想

「これを超えるLIVEが今後できるのだろうか。」
去年のzozoを見た時に思った。
今年のアリーナツアー神奈川公演を見た時に更に思ってしまった自分がいた。ぴあでの公演は良くも悪くも裏切られなかった。

でも、そこは流石東京ドームだった。息を呑む瞬間が多々あった。5万が入れて、かつ閉塞空間を作り出せるという東京ドームの特徴を存分に活かしたLIVEを魅せてくれたメンバーやスタッフの方々には改めて感謝したい。そしてこの東京ドームを埋めつくしてくれたBuddiesにも感謝。

さらにこのLIVEで思ったことがもうひとつ。
櫻坂46のLIVEで初めて「欅坂46の楽曲を聞きたくない」と思ったことだ。
決して欅坂の楽曲が聞きたくて今まで行ってきた訳では無い。ただ、欅坂の頃から応援しているファンからすれば「もう聞けないかもしれない」という欅坂の楽曲を聞けることが嬉しいだけだった。しかし、今回はこのLIVEに欅坂の楽曲が流れてしまっては雰囲気が台無しになってしまうとさえ思った。自分はこれが欅坂を超えた瞬間だと思う。櫻坂46のファンとしてこれ程感慨深い瞬間はないだろう。

最後に一言。
「これを超えるLIVEが今後できるのだろうか。いや、櫻坂46ならまたやってくれる。」

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