2024年3月14日~3月16日 酒。読書。観劇。それだけ
私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやりな一文だが、それで充分説明に足りている。
たとえば、2024年3月14日から3月16日にかけて……
2024年3月14日
18:30 舞台『東京輪舞』@渋谷・PARCO劇場
2024年3月15日
帰りに会社近くの書店に立ち寄ったら、東直子著『とりつくしま』(ちくま文庫、2011年)が平積みされていたので、購入。
2007年発表の本が平積みされていたのは、恐らく、これが原作の同名映画が今月末に公開になるからだろう。
ちなみに、監督は東直子さんの実の娘・かほりさん。
新宿のK'sシネマでは、東かほり監督作品『ほとぼりメルトサウンズ』(2022年)と2本立てで上映される。
2024年3月16日
15:20 映画『かづゑ的』@ポレポレ東中野
ポレポレ東中野は、毎月1、6、16日がサービスデーで割引になる。土曜日のサービスデー、しかも、映画『戦雲-いくさふむ-』の公開初日挨拶で三上智恵監督が登壇してその後のサイン会に並ぶ人たちの列で、地下の映画館に向かうための階段が大混雑。やっと入れた狭いロビーも大混雑。
映画はほぼ満席。
良い映画を観た後は、どこかで一杯やりたい。
ふと思いついて、「酒蔵レストラン宝」に電話。
このお店がある有楽町の東京国際フォーラム自体の修繕工事のため、1月末から休業していて、今週から営業を再開した。
店長が電話に出たので、いきなり名乗る。
「18時半からだけど、空いてます?」
「もちろんです」
「じゃあ、よろしく」
「お待ちしています」
会話はこれだけ。
JRで行くより地下鉄の方が安いので、東京メトロ東西線の落合駅まで歩き、飯田橋で有楽町線に乗り換え、有楽町の駅の改札を出れば、そこはもう東京国際フォーラム。
18:30 酒蔵レストラン宝
もちろん、スタートはビール。
このお店に来たら、私の注文は一択しかない。「お鍋」だ。
お鍋はちゃんと店員さんが「育てて」くれる。
「もう、お鍋の季節もおわりかなぁ」
「今日、温かいですしね」
店員さんとそんな会話をしながら、私はお鍋が「育って」いくのをワクワクtと眺めつつ、お酒を飲むことを至上の喜びとしている(もちろん、食べることも)。
「もうそろそろ、桜の話題も出そうだしね」
と私が言うと、店員さんが意味深に応える。
「じゃぁ、少し早い"開花宣言"します?」
華やかなのかと思ったら、少し締まった感じのお酒。
「開花宣言」して、喜び勇んで夜のお花見に出かけたら、まだまだ寒い……ということが(東京では)毎年繰り返されているのだけれど(あくまで私見)、このお酒は、たとえるならそんな感じ。
そんなことを考えながらお酒を呑んでいるうちに、お鍋完成!
お鍋をつつきながら、「春」つながりで『春鹿』(奈良・今西清兵衛商店)を呑む。
お鍋もお酒も尽きてきて、そろそろ帰ろうか、次のお店に行くか、と思案に暮れていたら……
「いつもご利用ありがとうございます。もし、よければこれ……」
……絶対、タイミング図ってたでしょ?
「もう一杯いかがかなぁ、って思って」含み笑いの店員さん。
仕方ない(?)。では、もう一杯。
なんだかんだと、2時間近く呑み、帰宅。