2024年8月9日~8月18日 酒。読書。観劇。それだけ in 東京+京都ー京都

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやりな一文だが、それで充分説明に足りている。

たとえば、2024年8月9日から8月18日にかけて……

2024年8月9日

18:00 田中達也展「みたてのくみたて」@日本橋高島屋

仕事帰りに日本橋高島屋で、田中達也展「みたてのくみたて」を鑑賞。
週末の夜。仕事帰り人が目立つ。

上の拙稿に載せなかった作品を少し。

「日頃の疲れを洗い流そう」
「交通は社会の基盤」

1時間ほど堪能して、地下鉄一駅分を十数分かけて歩き、京橋の「築地 十干 京橋店」に向かう。
週末、しかも、私のように明日から夏休みの人も多いだろうということで、かなり賑わっていると思ったのだが、逆に混雑もしてなくて、まったりしている。

19:30 築地 十干 京橋店

ビジネス街である京橋にあるお店。多くの企業が長期休暇に入るので、それに合わせて夏休みとなるらしい。
「ウチも明日から休みなんで、今開栓している日本酒は、なるべく空けたいんですよ。協力、よろしく」
もちろん、喜んで協力する。

お店もまったり、店員さんももう夏休み気分。
私も明日からの夏休みに備え、早めに帰宅することにする。

2024年8月10日

めでたく、54歳になった。
といっても、誰も祝ってくれないので、毎年恒例の電気グルーブの「Happy Birthday」(1993年発売のアルバム『VITAMIN』に収録)を聴く。

Happy Birthday おめでとう自分

夕方から独り家飲みをしながら、来週観劇する作品の予習を兼ねて、2000年代始めにNHK-BSで放送された第三舞台の『朝日のような夕日をつれて '91』(鴻上尚史作・演出)を観る。
1981年に同劇団の旗揚げ公演で上演された芝居は劇団の代表作の一つとなって数度再演されており、現在、2014年以来10年ぶりの再演となる。私が見ているのは、1991年版(生での観劇は2014年バージョンのみ)。
感想は現在上演されているバージョンを観てからにするとして、セリフを聞いただけの印象で正確なことは言えないが、VR(ヴァーチャル・リアリティ)用のヘッドマウントゴーグルの名称が「アイホン」に聞こえるのに驚いた。

2024年8月11日

17:00 調布・土と青

行きつけのお店で、A君に誕生日を祝ってもらう。

一人で行くお店に同伴者がいると、普段自分が頼まないような料理やお酒が堪能できるので、何だか嬉しい(私は、他のお店でもそうなのだが、何度行っても同じメニューを飽きもせず頼み続ける。冒険するのが怖いのだ)。

明日から京都へ行くため、早めに解散。

2024年8月12日~15日

京都へ行ったことは、別稿に書いたので、省略。

お昼をちょっとだけ過ぎた頃、自宅の最寄り駅に到着。
そのまま近くのスーパーへ行くと、年配の方々を中心に結構な混雑。
この混雑は、日常的(お盆時期とはいえ、とりあえずは平日)なものなのか、はたまたお盆で子どもや孫が帰省しているのか、それとも、明日やってくるらしき台風に備えるためなのか?
わからないまま私も混雑に混じり、買い出しする(何せ、京都に行く前に冷蔵庫を空にしてしまったので)。

帰宅し、荷物を整理してから、先の拙稿を書いて投稿。

録画しておいたビデオを見ながら、家飲み(京都であんなに調子が悪かったはずなのに、結局、家でも飲んでいる)。
8月15日ということもあり、WOWOWで放送されていた映画『窓ぎわのトットちゃん』(八鍬新之介監督、2023年)を見る。
最終盤の展開に、今年5月に催された「第33回日本映画批評家大賞 授賞式」で、この作品( アニメーション作品賞)についての選考委員の方のコメントに納得がいった。

それを象徴するのが、 アニメーション作品賞の『窓ぎわのトットちゃん』に対する、「この映画は反戦がテーマだ。作品を観て、戦争は突然起こるのではなく、じわじわとグラデーションを濃くしていき、いつの間にかそうなっている、それが戦争なのではないかと思った」という選考委員のコメントだった。

下記拙稿より

2024年8月16日

台風が接近している……らしい。
「らしい」、というのは、全く外に出ず、ニュースも見ていないから、実感としてよくわからないからだ。

ここのところもっぱら、特に何もない時のBGVは、WOWOWで放送された『TM NETWORK 40th FANKS intelligence Days ~YONMARU~』(2024年5月18日・19日。@K Arena Yokohama)で、飽きもせず繰り返し再生している。

映像と音楽が流れる中、思い立って、明日観劇予定のイキウメの芝居『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』の初演(2009年)版のパンフレットを探すが、普段から整理が悪く、結局見つけられず。

京都に行く前の続きで、『鴻上尚史のごあいさつ 1981-2019』(ちくま文庫、2020年)を、『朝日のような夕日をつれて』に関連する箇所を中心に読む。

特にやることもないので、早い時間から(結局)家飲みを始める。
関東・東海地方は台風だったが、甲子園には影響が出なかったらしいので、映画『アルプススタンドのはしの方』(城定秀夫監督、2020年)……ではなく、何故か、そのメイキング『アルプススタンドのはしの方のうらの方』を見る。
で、当然、本編も見る。

これまでの飲み疲れもあるし、何度も書いているが明日は観劇の予定があるので、早めに就寝。

2024年8月17日

東京は台風一過。暑さぶり返す。
早く寝たので、調子はそこそこ。

三軒茶屋の世田谷パブリックシアターに向かう。
少し早く着いたので、劇場の2階のTSUTAYAで本を物色。よくわからないが、パラパラ捲って面白そうだった、頭木かしらぎ弘樹著『絶望読書』(河出文庫、2018年)を衝動買い。

14:00 音楽劇『空中ブランコのりのキキ』@世田谷パブリックシアター

本職のサーカスパフォーマーが参加しており、そのサーカスに童心に戻ったようにワクワクする。
途中、結末に不安になったが素敵な展開だった。

16時前に終演。そのまま池袋へ向かう。
夕方ちょっと前の山手線は、それなりの混雑。やはり外国人観光客が多い感じ。
池袋の東武百貨店にある書店をぶらぶらしてから、東京芸術劇場へ。

18:00 イキウメ『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』@東京芸術劇場シアターイースト

昨日見ていた『アルプススタンドのはしの方』に出演していた平井珠生さんが出ている(それもあって映画を見た)。

「破られた約束」の松岡依都美さんの演技に背筋が凍る。
初演の記憶は「茶碗の中」での池田成志さんの演技(何度見てもやっぱり茶碗の中には……の演技が秀逸だった)だが、今回の安井順平さんも観客を笑わせる演技で良かった。
『奇ッ怪』というタイトルどおり、ギャーッという怖さではなく、ゾゾゾッという怖さで納涼になった。
満足して帰宅。

今日くらいは、と、酒を飲まず2作の感想文を一生懸命書く。
結局、力尽き、日付を超えたところで『空中ブランコのりのキキ』だけを投稿して寝る。

2024年8月18日

私の夏休み最終日。

昨日途中だった『奇ッ怪』の感想文を書き、投稿。

続けて本稿を。
「酒。読書。観劇。それだけ」としているが、書いていて、結局「酒」しかなかったな、と。
さぁ、投稿だ。



いいなと思ったら応援しよう!