2024年2月29日~3月2日 酒。読書。観劇。それだけ
私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやりな一文だが、それで充分説明に足りている。
たとえば、2024年2月29日から3月2日にかけて……
2024年2月29日
18:00 都内某所の飲み屋
馴染みのお店。
長く勤めていた店員さんが本日をもって退職するということで、挨拶に。
サッと飲んで帰ろうと思っていたのに、案の定、次から次へと最終日と聞きつけた常連さんが集まり、結局23時ころまで飲み続ける。
最後は、店員さんと固い握手をして別れる。新天地でも頑張ってほしい。
2024年3月1日
まぁ、早く帰ろうとは思っていたが、そうならないことは想定済みで、だから、本日は事前に有給休暇を取っていた(だから、昨夜遅くまで飲めたということ)。
毎月1日は全国の映画館が「ファーストデー」で割引になる。
ということで……
12:00 映画『フジヤマコットントン』@ポレポレ東中野
「仕事」「働く」ことを改めて気づかせてくれたので、来週から気持ちを新たに働けそうな気がする(あくまで、「気がする」だけ)。
電車で吉祥寺に移動。
久しぶりに井の頭恩賜公園に行ってみる。
丸井の横を通って公園に向かう。公園入口には焼き鳥で有名な「いせや」がある(総本店は吉祥寺通りにある)が、ふと、映画『タカダワタル的』(タナダユキ監督、2004年)で、この辺りをフラついていた故高田渡氏の姿を思い出す。
14:30 井の頭恩賜公園
井の頭恩賜公園は2017年5月に開園百周年を迎えた。
それをテーマにした映画が『PARKS パークス』(瀬田なつき監督、2017年)で、橋本愛さん演じる主人公の純が暮らしていたアパートはこんな感じだったなぁ、と池の周りを歩く。
さらに、意外と知られていないことだが、井の頭公園には「神田川の源流」がある。
ここを目指して自転車を漕いできた高校生カップルを描いた映画が『神田川のふたり』(いまおかしんじ監督、2022年)で、ここに隣接する公園も含めて、なんだか二人を思い出して独りでキュンとしてしまう(53歳のオヤジが……)。
そんなこんな、映画を思い出したり別のことを考えたりしながら池を一周し、吉祥寺駅に戻る。
「アトレ吉祥寺」の中の「Book 1st」で、いとうせいこう著『東北モノローグ』(河出書房新社、2024年)を購入して、「吉祥寺パルコ」に向かう。
16:00 映画『水平線』@UPLINK吉祥寺
初日舞台挨拶までたっぷり楽しむ。
ここ何週か外飲みが続き、お金も尽きてきたということもあり、早々に帰宅し、がっつり家飲み。
2024年3月2日
18:25 映画『すべての夜を思いだす』@渋谷・ユーロスペース
たっぷり長めの舞台挨拶まで堪能する。
歩いて10分くらいのところに、「酒とさか菜」という居酒屋さんがあるが、先週行ったばかりだし、つまり、外飲みが続いているので、今日もまっすぐ帰宅し、家飲み。
アテは、WOWOWで放送したのを録画していた、映画『少女は卒業しない』(中川駿監督、2023年)。
映画館で鑑賞するのはとても良いが、家で独りで映画を見るのも格別だ。
何といっても、人目を憚らずに(53歳のオヤジが)堂々と号泣できるのが最高だ。そんな夜だった。