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「受験」に効く、子どもイノベーター塾


大人になったときに、求められる能力は、大きく変わってきています。一言でいえば、「考える力」がますます重要になってきています。なぜならば、AIが情報を収集したり、まとめたり、翻訳したりといった下作業をやってくれる時代になったからです。人は知識の暗記や、情報の加工から解放されるわけです。代わりに、情報を組み合わせて考え、判断し、新たな価値を生み出すことに人の役割がシフトしていくのです。これは、一過性のものではなく、後戻りすることのないトレンドだと私(塾長、飛田)は考えています。

このトレンドに合わせて、学校での教育も「主体的な学び」へと変化してきており、「受験」で問われる能力も変わってきています。考える力を有しているかどうかを図る入試になってきているのです。学科試験による一般受験の比率は低下する一方で、推薦やAO入試は拡大し、入学者の半分以上は、後者からの選抜になっています。学科試験も知識偏重の暗記型受験からの脱却を図っています。早稲田大学の入試改革が話題になっているのもその一例です。

私が、個人的な会話の中で聞いた話ですが、受験対策塾も苦労しているようです。これまでの、暗記型受験であれば、先生がみずからの受験の経験を活かし、問題のパターン化、役に立つ公式、答えを導き出すテクニックなどを教えればよかった。それが、「考える力」を問う試験形式に変わると、問題は多様になり、パターン化が難しくなっています。もっとも難解なのは、1つの定まった答えがない問題に対して、「自分なりの答え」を作らないとならないことです。先生からすると、解き方を説明して、最後に、「ハイ、答えはこれですね」と言えなくなっているのです。こんな能力をどのように教えるべきか?塾の先生方も悩んでいるのです。

では、子どもイノベーター塾の活動が、どのように受験に「効く」のかを紹介しましょう。以下に、考え方と中学受験の事例、高校受験の事例をお伝えします。

2017年に拙著「世界で800万人が実践!考える力の育て方 ものごとを論理的にとらえ、目標達成できる子になる」を出版し、お伝えしたかったことがあります。まずは、表題にあるように「目標」が大切です。目標の設定なしには、目標の達成はありません。ですので、まずは、目標を設定する力が必要です。受験の試験問題であれば、問題の範囲の中で目標を定めることになります。学校の行事であっても、プロジェクトであっても、もっと幅広い「人生」の話であっても、目標を持つことが大切です。

目標を持つことと、それを達成することは、まったくの別物です。私は、高校生の時に、今でいうJAXAの毛利衛さんが宇宙飛行士となり、宇宙科学実験の様子を放映していたテレビ番組をみて、自分も宇宙飛行士になりたいと思うようになりました。「宇宙飛行士になる」と決めることは、目標の設定です。でも、どうやってなるのかを調べ、必要な努力を自らに課し、障害を乗り越え、時には仲間を作り、最後にやっと目標が達成できるものです。目標を決めることと、目標を達成することの間には大きなギャップがあるのです。ときには、何から手を付けてよいかまったくわからないということもあります。(試験で難問が出たときも、同じですね)。そんな時でさえも使える、考え方を欲しくないでしょうか?

そこで、本のタイトルにあるように、「ものごとを論理的にとらえる」という能力が必要になってきます。具体的な能力に細分化するとたくさんあります。代表的な能力は、原因と結果の関係を解き明かす(情報を読み取って、関連した情報だけをつなげて整理する)、障害を明らかにする、対立状況をクリアに表現する(1つの問題に対する、2つの立場を明らかにする)、必要条件・十分条件を分析する、概念を一般化・具体化する、行動の背景にある理由を明確にする、アクションの結果(たとえば、自分の意見を言ったときに予想される反論)を前もって予測する、ディベートの的になっている題材に第3の案を示すなどです。

こういった能力は、読んだり、聞いたりするだけではなかなか育ちません。多くの異なる考えがあることを知り、意見を戦わせ、自分の論点を磨いたり、他人から学んだことを取り入れたりすることで育っていくのです。これが、こどもイノベーター塾でやっている授業そのものです。

では、子どもイノベーター塾で身につけることができる能力を用いて、実際に子ども達が中学受験問題にどのようにチャレンジしたのかをご紹介します。

 
子どもイノベーターで取り扱う題材は、科学、歴史、学校の出来事(授業を楽しくする、学童の問題、学級崩壊の問題)、夢実現のプラン、「もしも社長だったら」、社会課題(オーバーツーリズム問題、食料廃棄問題)など多岐にわたります。そして、身の回りの問題に関しては、単に議論をするだけでなく、実際に問題の解決アイディアを家庭、学校、地域で実践してもらっています。

受験に効くのはもちろんのこと、将来社会に出て身につけておいたよかったと思える、最高の教育を提供していきます。

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