”行動”することでしか、前には進めない。やってみてわかったこと5つ。
こんばんわ。静岡県島田市で民営の学童保育をオープンした田中です。
体調を崩しまして、お布団の中でこれを書いています。
ただ書きたい事をだらだら書きたいと思います。
会社という組織から外れて、一匹オオカミになって今日に至るわけですが、毎日心のどこかで、新しい挑戦への緊張感が消えません。
それはなぜか。
一匹オオカミは本当になんでも一人でやるしかなく、わだちがすでにできているわけでもない。そんなことをやってきたもんだから、ちょっと疲れが出ちゃったのかなと思います。徐々にですが、動き出してきた感じがしますが。
下記の目次のうち、『③お母さんたちの中にある無意識』だけはぜひ読んでいただきたい!
やってみてわかったこと
①学童ママの実態
私は、「働くママは、自分が働いている一方で、子どもが興味のあることやスポーツなどに通わせてあげられないことに葛藤を感じているんじゃないかな」と思っていたのですが、今のところそんな人にまだ出会えていません。私だけだったのか???と本気で思います。
会社を辞めてから、早い時間帯に子供をお迎えに行けるようになって初めて知ったのですが、学童にお子さんを預けている家庭でも、パートや短時間勤務のお母さんは非常に多く、早めにお迎えに来ては、せっせとお子さんを習い事や塾へ通わせているようでした。まだ学年が小さいから一応預けているだけで、遅い時間帯までの保育が必要ではない(お迎えは5時台より前!)の家庭はけっこうあるんだなと。
子どもがまだ保育園だったころ、我が家はだいたい18時~19時の間のお迎えでした。保育園ではその時間帯でも10人前後は残っていました。しかし、学童になると、18時以降まで残っている子どもの数はとても少なく1人か2人。お迎えのたびに『なんで子ども達もういないの???』と思っていた謎が解けました。小1の壁を感じていたのって、我が家だけ?
ここは都市部ではないので、「なぜそこに住んでいるのか」という理由があるのですが、その解の多くは、どちらかの両親が近くに住んでいるから。正社員お母さんは、祖父母のサポートを受け、学童へのお迎えや習い事への送迎をしてもらっている実態があります。
そして、土日に行ける、手ごろな習い事や、通信教育(進研ゼミやスマイルゼミなど)に行かせて充分だと思っている。
そして、公営と民営の学童保育を併用するという考え方自体が、「?」となってしまう。
私はもう学童マニアなので全国の色んな学童や放課後の過ごし方、色んな学校を調べているわけですが、そんなお母さんは、いません。
自分のケースでは、下記3つの条件が揃っていました。
『①両方の祖父母が遠い』×『②バリバリ働きたい』×『③子どもの教育も重視したい』
気づいたんです、地方では①は少数派だし、②も女性の中には少ない。少なくとも私の周りでは。
でも逆に、両親は近いけれど『なるべく頼りたくない、頼らずに子育てしていきたい』という家庭も一定数いることが分かりました。
毎日お願いするのも気が引けるのは、分かる気がします。
②幼稚園ママは教育への意識が高い!
一概には言えないのですが、習い事やお勉強など、お子さんの教育や育ちについて、幼稚園ママはしっかり見ています。情報も豊富です。
一方で、保育園ママはお迎えが遅い家庭が多く、ママ友がいない・少ないケースも。教育に関する情報があまり入ってこない。そして忙しくて、その日を無事に終えることで精いっぱい。最低限の宿題だけやらせて、あとはもう、いいにしてよ。という状態。
学童には「預かってもらえるだけでありがたい!」という意識で、さてそこが本当に子どもにとって豊かな場所になっているのかどうかについてまで、考えが及ぶ余裕がない。
③お母さんたちの中にある無意識
価格を提示して、何度も言われたのが
『高い。これじゃ、私がなんのために働いているのか、分からなくなっちゃう。』というセリフ。この中に隠れている無意識、分かりますか?
『子供を預けるのは、私が働くから。』という無意識です。
いや、違いますよお母さん。
お母さん、あなただけが働く、その代償や代わりではないんです。
ご両親二人が働けるようにするために、こどもを預けるんですよ。
時代は変わり、共働きが当たり前になりました。
それでも根強い、『私が働くせいで、こどもを預けなきゃいけない』という意識。だから、『学童の費用は、私のお給料分から』という意識。
お母さん自身が思い込んでいる「あらねばならぬ」が生み出した価値観。
もう昭和じゃなくて令和なのに、”お母さん”が子どもを預けて働くことに、まだまだ”罪”っぽいものが残っている。
これは地方ほど、根強いような気がしています。
そして、私が瓦解しなくちゃいけない本質は、実はこれなんじゃないかなと感じています。
お母さんの中にある『あらねばならぬ』
これがきっと、やっかいものです。
本人を無意識に縛り、苦しめているのではないかと。
④想定していなかった需要
体験イベントなどを通じて、参加してくれたお子さんから言われたのですが、『一度、学童に行ってみたかったんだよね。』というセリフでした。その子は、普段は学童には通わず、自宅で祖父母と過ごす家庭のお子さんでした。
今の子ども達は、特に低学年では学童に入る子どもの数の方が、自宅に帰宅する子どもの数よりも多いことが普通になってきました。
”①学童に行けば、必ずクラスメイトや同級生がいる放課後”と、
”②家に一度帰ってから学校で約束したお友達と遊んだり、家で過ごす放課後”は、全然違います。
私は②で育ちましたが、我が子は①です。行きたくないという日とあれば、とっても楽しかった、という日もあります。
弊施設を体験してくれた子は『学童ってこんなに楽しいんだね!』と言って帰ってくれますが、それは憧れの場所に来れた高揚感から出たものなのかもしれないなと思います。
⑤学校教育の補填として
弊施設では体験を重視したまなびをコースとして提供しているのですが、今の学校教育では「カリキュラム」に則った一斉授業が一般的です。
そんな中、子ども達からどんなことをやってみたいのかを聞いて、それを実際に実現していく。そこに価値があると言ってくれた方がいました。
問題の解き方を教えてくれる家庭教師はあれど、実社会に通じる「やってみたい」ことをサポートしてくれるところは案外少ないのかもしれないと。
それは、一斉授業の学校教育の中ではできないことだし、忙しく働いている両親が、あれやこれやと都度やってあげることは現実的には少し難しい。
さらっと書くつもりが、書いてるうちに熱くなってきちゃいました。
いかんいかん、また熱上がる。
あぁもう2,300文字だー!
まとめ
気づき、考え、行動する。これ、小学校の時にやたら学校で言われたことのような気がするんですが、今もそうなんでしょうか?
大人になると、たいがいの人は「気づき、考え」はできるようになります。充分すぎるほど。
でも、「行動する」のハードルがぐーーーんと高く感じるようになってしまう。
変化が怖いから。
私もそう、今もそう。
毎日こわい。
安定どこいった??
でもやっぱり、「行動」してみて初めて分かること、失敗して気づけることって本当にたくさんありました。
マイルストーンどおりにはいきません。
でもマイルストーンがないと迷子になるので、大事なんですけどね。
まずは体調をもとに戻そう、そしたら、この気持ちも少しは晴れると思います。ご心配なくー!
ではまたね。
このnoteと一緒に聞いてほしいおすすめソング
FACE/Globe
『鏡に映ったあなたとふたり』って、これは二人とも同一人物なんだってことに、ようやく気が付きました。そう、玄関のドアを開けられるのは自分しかいないんですよね。
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ここまで読んでいただき、ほんとうにありがとうございました!