長篠の戦い 三段撃ちの真相

私も後述の『先着自由連射』で織田軍の攻撃が行われたと見ている。

三段で一斉射撃をすると、有効射程距離が50メートルなのに(ライフリングという技術がまだ開発されていない)、20秒かかってしまう。

当時の在来馬でも50メートルを4秒で駆け抜けられるので遅れを取ってしまう気がする。

武田も勿論、鉄砲は所有していた(むしろ織田軍より多く配備されている)。

武田は荒天の日まで決戦を待つべきだった。
今の銃と違って、雨が降ったら使い物にならない。

武田が滅びた原因としては後もう一つ。清和源氏の流れを汲む『名門源氏思想』がある。当主が重大な決定をする時に家宝である御旗・楯無に誓約する『御旗楯無御照覧あれ』が発せられると誰も反対する事も覆す事もできなかった。

自由闊達な議論ができなかった原因でしょう。

これにより、この戦いにより信玄公以来の百戦錬磨の重臣を勝頼は戦で失った。

この意味は大きい。

『人は城。』としてきた武田家の股肱の重臣を失った意味は大きい。

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