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人とご先祖さまの仲介者【賜物図鑑】

賜物(才能・個性・強み・ギフテッド)のシンボル化

みなさまの天与の才能や特性をご紹介する
【賜物図鑑】シリーズ。

来談者さんの賜物(天与の才能・強み・特性
本質的な個性・特異な資質・ギフテッド)を
ものや景色にたとえてシンボル化し、
図鑑形式でご紹介しています。

Symbol of Giftedness
「手延べそうめん」

人とご先祖さまの仲介者。

この図鑑の作成と公開は、個別面談のお申し込み同意事項に含まれています。
賜物図鑑の内容からは、来談者さんの個人情報の漏洩が起きないように配慮しています。

<キーワード>

  • 先祖供養

  • お墓参り

  • ルーツを辿る

  • 血縁や遺伝のカルマ

  • 細く長い繋がり

  • 熟成させる

  • 長い目で見る

  • 物事を地道に続ける

  • 厄除け

<特徴/性質>

人とご先祖さまとを繋げる。
関わる人たちには自動的に
ご先祖さまや血縁由来の関わりが
生じるようになる。

自分1人の人生だけでなく、
自分が亡き後や生前のことまで
当然のように心得ている。

<強みを発揮するとき>

長期的な視点で細く長く人間関係を築き、
人との繋がりを大切にしているとき。

関わる人たちが
縁遠かった血縁や先祖を
大切にするようになったとき。
(里帰りやお墓参りに行くなど)

<弱みになるとき>

「太く短く」「今だけ・自分だけ」など、
後先考えない刹那的な
価値観や人生観とは相性が悪い。

関わる人にとって良否を問わず、
疎遠になっていたり、
避けていたりする血縁関係の問題が
表面化する可能性がある。

<解説/編集後記>

神の啓示を受け奈良の神社で生まれた

今回の賜物図鑑を作成するにあたり、
そうめんの起源を調べてみました。

奈良時代に中国から渡来した
唐菓子の一種「索餅(さくべい)」が
そうめんの起源だそうです。

今の麺状になったのは、約1300年前。
三大素麺「三輪そうめん」の名産地、
奈良の大神神社で誕生しました。

いまから千三百余年を遡る昔のこと。日本最古の神社、三輪山の大神神社で、ご神孫・大田田根子の子孫で八二七年に三輪族の氏上にも任ぜられた狭井久佐の次男穀主朝臣が飢饉と疫病に苦しむ民の救済を祈願したところ、神の啓示を賜りました。仰せのままに肥沃な三輪の里に小麦を撒き、その実りを水車の石臼で粉に挽き、癒しの湧き水でこね延ばして糸状にしたものが、そうめんの起源と伝えられています。

三輪素麺の歴史:日本の手延素麺発祥の地:素麺の元祖

元々は中国から渡来したもので、
後に神社で神の啓示を受けて
今のそうめんになったのですね。

その後は、発祥の地、奈良から京都へ。
一般庶民に広まったのは室町時代のころ。

兵庫県は播磨、小豆島、長崎は島原などへ
そうめんの生産地が広まっていきました。

お中元のそうめんはお盆のお供えで

そのようなルーツがあるためか、
平安時代、宮中で行われていた七夕行事では
厄除けにそうめんが食べられていました。
(熱中症や疫病にかからないと信じられていた)

また、江戸時代ごろからは
お盆のお供えものとして
そうめんが欠かせなくなったそうです。

お盆にそうめんを供える理由は、
ご先祖さまが乗る精霊馬の手綱や
精霊馬にお土産をくくりつける綱に、
あの細長い麺を見立てているのだとか。

ご先祖さまと我が家の絆をつなぐ糸。
ご先祖さまとの再会の喜びの象徴。
それが、そうめんだったわけですね。

お盆のお供えものに加えて、
お中元にも選ばれるようになりました。

「普段なかなかお会いできない方とも
 細く長いお付き合いをしたい」
「ご家族の幸せが細く長く続きますように」

といった意味を込めて、
そうめんをお中元に贈るのだそうです。

他にも、夏の麦の収穫を祝う意味や
針仕事が上達するための縁起物など、
そうめんはただの食べ物の枠を越えて
様々な意味を見出されてきました。

いろいろと縁起が良い食べ物のそうめん

ご先祖さまと生きる人を繋ぐ人

「手延べそうめん」の賜物の特性は、
まさにこれらの由来そのまんま。

関わった人たちに自動的に、
ご先祖さまや血縁由来の関わりが
生じるようになる効力があります。

実は、この賜物を紐解かせてもらった年に、
この方から私自身も影響を受けました。

私は家庭の事情から、父方の祖父と疎遠で、
どこで何をしているのかも知れず、
ほぼ生き別れに等しい状態でした。

20年以上、そのような状況だったのですが、
ある日、ひょんなことから
祖父の消息がつかめて、
父と一緒に会いに行くことができたのです。

さらに、同時期にこれまた別の成り行きから
私は先祖代々の戸籍を入手することができ、
私自身のルーツを辿ることができました。

この一連の流れが、
この賜物を解読させていただいた後に
私の身に起きた出来事です。

なお、これらの出来事に
この賜物を持つ方が加担していたわけでは
ありません。

この賜物を持つ方が
あずかり知らないところで、
ご縁が生まれた相手には、
自動的にご先祖との関わりが発生します。

自動的にご先祖さまと繋がる理由

それもこれも、この賜物を持つ方自身が
ご先祖さまとの結びつきや
子々孫々の行く末を
常に(無意識に)認識していて、

祖霊(祖先の霊)を尊ぶ価値観や生き方を
体現されているからなんですよね。

そのようなあり方に、出会う人々は
無意識無自覚に感化され、影響を受けます。

そうして、お墓参りや先祖供養など
祖霊や先代たちに意識が向くようになる。

もしかしたら、私たちが生まれる前に
すでに亡くなっているご先祖さまと、
思わぬ繋がりが見つかるかもしれません。

人とも細く長く関係を築く

この方の祖霊を尊ぶ生き方や価値観は、
今を生きている人との関わり方にも
反映されています。

亡くなった後の人のことまで
心得ているのだから、
今を生きている人に対しても、
その日限りの出会いであっても
刹那的な関わりはしません。

そうめんのように、細く長く、
熟成させるように、
心を込めてていねいに関係性を築きます。

選り好みしていい

逆に、太く短く、今さえ自分さえ良ければ、
みたいな生き方や価値観の人とは
馬が合わないでしょう。

なにせ、こちらがどんなにていねいに
関係性を築こうとしても、
その心配りを軽んじられてしまいますからね。

今を生きる人であっても、そうでなくても
関係を大切に結ばれる人だからこそ、
親密さを深める相手は遠慮なく
選り好みしちゃってください。

互いが互いの幸せを望み合えるような
細く長い関係を、何人もと築けますように。

「手延べそうめん」の賜物の
シンボル解説をさせていただきました。

お読みいただき、ありがとうございました。

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