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ACMA:GAME アクマゲーム1話感想

はじめに

もともとこのドラマを見る気は全くなかったのですが、
先日、私がいつも参考にさせていただいている映画系youtuberさんが
この映画のことを全力で扱き下ろしていました。
しかも、調べてみるとなにやら原作者さんもドラマの出来に
苦言を呈しているとのことなので
「そこまで言われるとは、どんだけひどいのよ」
とクソ映画好きの血が騒ぎ、視聴に至りました!

率直な感想

簡単な感想ですが
結構楽しめた!

正直突っ込みどころも結構あるし、色々チープなところもあるし
なんだかんだ言われるのも仕方ないとは思う。
でも、個人的には結構楽しめました。

間宮くんは相変わらず格好いいし
ドラマでちゃんと頭脳戦をしようとしているし
急な悪魔とかSF設定でてくるのも物語に変化を与えていて
見てて退屈はしませんでした!

これからこのドラマに追いつこうと思うくらいには、
先が気になりました!



気になった点

はい。
ここから気になった点を話していきます。

CGが合ってない

なんか悪魔のCGが合ってない気がするんですよ。
CGがしょぼいのではなく、合ってないです。
CGの出来そのものは悪くないと思うんですよ。
ちゃんと細かく動いているし、異物感もすごい。
これが日朝とか夕方の特撮番組とかなら合っていると思います。

しかし、このドラマは日曜の夜ですからね。
時間帯的には大人向けですよ。
もっと怖い造形でもよかったのではないのかと。
というか、このドラマ上では人間の命を軽く扱えるほどの
凄まじい力を持っている超常的な存在として描かれているはず。

実際にこの悪魔が現れた際に、主人公は驚いているし
女の子は驚いて気絶してる。
そこまでの存在のはずなのに、この可愛さすら感じる造形のCG。
なんかこれから命のやり取りをするっていうのに、あんまり緊迫感を感じないんですよね。
なんかコロコロコミックでホビーアニメを見ている感覚にもなってしまった。

ゲーム中の暴力の行使について

1話のゲームは「真偽心眼
問い手と解き手に分かれて、正解か不正解かを当てるゲーム。
かなり自由度が高いゲームに思えます。
私が気になったのは、解き手の行動に制限がなかったことです。

一問目は「今このコップの下に500円玉が存在しているか」という問いでした。
これに対し解き手は
コップの下から500円が抜かれるのを見た
→コップの下は、その更に下の机の下もあり得る
→500円を確認。
→「今」の定義を確認
→さらに机の引き出しを確認しようとするが、止められる
→それにより、引き出しに500円があることを確信
→見事引っかかり失敗

この流れの中で、解き手の行動に対する制限が一切なかったんですよ。
机の下や、引き出しの中と結構見まくっているのに。
「え、見てもいいの?」とか思いました。
主人公はこの行動を見越して、作戦を練っているんだろうけども。

私としては、無理やりどかしてみればいいじゃんとか
思うんですよ。
明らかに互いに所持する「暴」に関してはヤクザ側が圧倒的に有利です。
このコップの問いに対して実力行使にでても何の問題もないです。

懸念点である悪魔さんは、公平なジャッジを約束していますが、
それぞれの行動に対して特に制限が設けられていません。
「聞かれたことだけに応える」「ゲームの進行の邪魔になるものは排除する」といったように見えるので、ゲーム中の暴力に対して何も言われてません。

なので、この場でヤクザたちに主人公をぶちのめしたうえで、ゆっくり確認してもいんじゃね。とか考えてしまいました。

私の大好きなギャンブル漫画である嘘喰いでは
「相手と同等の暴力をもって初めて対等な賭けが成立する」というものがあります。
常に暴力によるちゃぶ台がえしが存在するギャンブル。
特にこの場面では、あくまで個人間の取引なので
無理やり実力行使に出ても何の問題もなさそうに思えます。
というか、ゲームせずにボコボコにしてもよくね。
とか考えてしまう。

「いや、それがありならゲームが成立しないじゃん」とか
「ドラマだし仕方ない」とかなるかもしれませんが
それを納得させてこそ説得力が生まれると思います。

ゲーム中にそういう暴力行為にでたら、悪魔さんに怒られるというシーンがあれば納得できますが、そういうシーンも特にないので
圧倒的優位に立っているヤクザさんが、わざわざ相手に合わせているように見えて、不自然に感じました。


最後に


私が気になった点は以上です。
ほぼ難癖レベルですが。

それでも結構面白そうだったので
継続して見ます。

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