HRMOSで自社HPは完結できるかやってみた~ATS導入からHP連携まで~
師走の忙しい時期、皆様はどんな年内追い込みをかけているだろうか。
私は毎日忘年会に出てブクブク太っているだけとみせかけて(すでに4キロ笑)、Web部門の採用HPリニューアルを追い込んでいた。
今日はそこの流れを公開することで、同じ様に悩んでいる人事の方のTipsになればと思い、書き出したいと思う。
そもそもなぜATSをいれたのか?
まずここからだろう。
HRMOSを導入したのは今年の秋。検討は夏から入った。
実は前年の同時期にも一度検討したのだが、私はデータ大好きで数字命!みたいな志向の為、候補者の経験業種や職種・年齢・学歴・出身地・社数など様々な角度からデータをとりたく、それに対応できるATSがなかった為、断念した経緯があった。
ではなぜ改めて翌年である今年、導入したのか。
それは、
データ超細かく見たけど意味なかったから笑
意味ないは言い過ぎだが、大きな効果は見られなかったため、時間対効果が悪いと判断し、それであればATS入れて効率化しよう、という文脈である。
なぜHRMOSか?
次に気になるのはここだろう。
ATSの導入にあたっては15社くらいの話を聞いてみた。
私が一番見たいのはデータ。
ただそれを満たしてくれる会社は先述の通りない。
そうなった際に次に重要視したいのは効率化。
誰の業務が効率化されることが一番生産性があがるのか?
それを考えると、ATSを一番触る人は?となり、解はアシスタントだった。
つまり私がATS選定で重要視したのは意外かもしれないが「アシスタントの利用のしやすさ」だった。
そして更に意外だったのは、うちのアシスタントが最重要で求めたのは「TODO機能」。
アシスタント=事務職が一番恐れているのは抜け漏れ。
それを防ぐためにはTODO機能が最重要なのだ。
ここで面白いのは、今日本のATSでTODO機能がついているプロダクトはないということ。
人事を主語に開発しているので、アシスタントが欲しい機能を重要視していないのだ。興味深い。
そこでTODO機能に代用できる機能がないかを洗うと、ラベル機能は代用が出来そうだと分かった。この機能をもっているのがHRMOSとジョブカンしかなかった。その為いきなり2社に絞れらた。
ちなみに脱線するが、個人的に一番成約ロジックの解像度が高かったのはスクラム採用のHERP。ラベルがなかった&少しまだUIが荒かったので断念したが、開発が進めば切り替えたいくらいで思っている。
話を戻すと、HRMOSとジョブカンの大きな差は、UIのわかりやすさとカスタマイズ性だった。
HRMOSはUIがとにかく洗練されている。見やすい。
誰でも使える、その代わり機能制限が結構ある。
人事のエントリーモデルとしては完璧だと思う。
ジョブカンはUIが少し古い。
ただカスタマイズ性がとにかく高い。細かく作り込めば見たいデータもかなりの解像度で見れる。
採用上級者に向いている。
僕はジョブカンがよかった。作り込もうと意気込んでいた。
それをアシスタントに言ったら
「私が一番使いやすいのでいいって言ったじゃないですか!HRMOSが使いやすい!これがいい!嘘つき!」
と罵られたので、HRMOSにした。
そこまで言わなくてもいいのに。。。
使ってみて
そんなこんなで天津飯の気功砲にしか見えないHRMOSにしてみたのだが、想像以上にいい。
UIがいいのは分かっていたが、機能制限も心地良いレベルで、UXもいい。
何よりこれは引き継ぎがしやすい。
関わる人が多い採用という業務においてはこれはポイントが高い。
他にもいい点はあるが、それはまた機会があれば。
本題:HP作成機能について
前置きが長くなったが、本題。
採用のHPをHRMOSで完結することはできるのか?
そもそも弊社は採用HPには結構力を入れている。新卒はこんな感じ。
ただ今回該当しているWebの事業部は、営業部と違い専門職が多いうえに、求人のOPEN/CLOSEが激しいため、HPのメンテナンスコストが非常にかかっていることが課題だった。
そんな時にHRMOSを入れたので、こっちでHP作っちゃえばメンテナンスが超楽になるな、という運びで取り掛かることにした。
作ってみてUI/UXはどうだったか
百聞は一見に如かず。実際に作ってみたUIを見てみよう。
まずはトップ画面。
大きい写真を差し込んで、あとは文章で訴求、最後に求人をカテゴリーや雇用形態で探していく作りになっている。
次に求人カテゴリーページ。
各求人単位で写真を差し込むことができ、HRMOSのOPEN/CLOSEと紐付いて自由にアップができる。
反面、文章などを打ち込んだりは出来ない。
最後に求人ページ。
写真を差し込んだあとは、自由記載。
マークダウンでいかようにも表現できる。
求人内容やアトラクト内容の下には、自動で設定した求人と企業の詳細情報が差し込まれる。
もうお分かりだろう。
結論:HRMOSで採用HPを完結させることは難しい
圧倒的にアトラクト要素が不足しているのだ。
これでは候補者が会社や仕事をイメージすることが難しい。
イメージさせるために文章で細かく書けば書くほど、イメージがしづらくなっていく。
ではどうすればいいのか?
ここは様々な解決方法があると思うが、私たちはアトラクト要素だけを切り出す選択をした。
自社採用HPでアトラクト部分だけをとにかく作り込み、応募動線や求人のOPEN/CLOSEはHRMOSの機能で対応するようにしたのだ。
詳しく説明すると、まず採用HPの目立つTOP画の下にこのような求人カテゴリーのリードを置く。
各チームにはどんな職種の人がいて、ここで働く魅力はなにかをアトラクト要素強めに記載する。
そして所々にこんな感じで求人一覧への動線を挟み込む。
これを選択すると、先述したHRMOSの求人一覧へ飛ぶという仕様だ。
これによって、候補者へのアトラクトはしつつ、ここの部分はメンテは何回もおきないのでメンテナンスコストは下げ、メンテナンスコストの大きい部分だけHRMOSで対応するような設計にした。
現在この設計に変えてから、エントリーも2倍程度になっておりいい立ち上がりを見せているし、なによりもコストが大幅に下がっている。
リンクはこちら。参考になる点があれば嬉しい。
まとめ
HRMOSで全てを完結させることは難しいが、アトラクトを自前HP、管理をHRMOS HPという切り分けにすれば、大きな業務改善を行うことが出来る。
もっとこうするといいよ!というご意見や、もっと詳しく教えて!等があればTwitter DM等で教えてください。
餃子でも食べて、あと1週間追い込みましょう!
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