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かわいい父と激しい母と私の介護日記(9)

再び入院

私が旅行に行ってる間、父の退院が決まった。予定よりも早い。父があまりに、家に帰りたいと訴えるので、まだ菌が少し残ってるけど・・と決めたそうだ。
退院は私の帰宅する日。でも、夜に帰宅するので迎えに行けない。
「1人で大丈夫?」と母に聞く。「別に。大丈夫だよ。」と母。今年3回目の退院で、私達は慣れていてた。

ところが!!
夕方飛行機をおりて、スマホの機内モードを解除したとたん、母からの着信が鬼のように入っていた慌てて母に電話する。

「また入院しちゃったよ。私も今帰って来たところ。」と疲れた母の声。

いきさつは、こうだった。
市立の病院に午前中、車で迎えに行った。
ロビーにナースと車椅子で現れた父。ふらつくといけないから、とナースに言われ一緒に車椅子で駐車場へ行き、車に乗せて家に到着。

家の前に車をつけて、車から降りたとたん、父がヘナヘナと座りこんで動けなくなってしまった。母はびっくりして、父を立たせようとするが、力が入らないらしく、立てない。

騒ぎが聞こえて、隣のおじさんが出てきて、手伝ってくれたが動かせず。父は、意識ははっきりしていて、「持ち上げてぇ。」とか言っている。
そのまた隣のおばさんが、介護職だからと呼びに行って3人がかりで立たせようとするが、ダメ。介護職のおばさんが、「ぐったりしてるから、脳に異常があるかも?」と言われ、再び救急車搬送。入院していた病院は、断られ、運良くかかりつけの病院が受け入れてくれた。

入院先でまた様々な検査を受けて、特に異常はなく、入院による身体の衰弱と判断。
受け入れのナースから「異常がないので、本来は入院ではないが、お家で大変と思うので、3日くらい病院で看ますよ。」との事だった。

最悪だ。


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