かわいい父と激しい母と私の介護日記(7)
父の入院
日曜日の深夜から、月曜日へ日付が変わる頃、市立の病院に2週間程度入院することになった父。
ドクターから説明を受けたあと、衝撃の入院の手続きが始まった。
拘束の同意書
高齢なので、入院するとせん妄が起きることがある。危険な場合はご家族の拘束の同意が必要です。深夜にせん妄が出て、ご家族に連絡するのはご迷惑と思うので、あらかじめ同意書にサインを、と言われる。
延命治療
救急車で搬送された後、一時的に血圧がかなり低かったとのこと。高齢で容態が急変するかもしれないので、家族でもしもの時は延命治療をするか、否かを相談しておいて下さい、と言われる。
夏にも入院したけど、こんな事初めて言われた。前回の入院ではせん妄もないし、元気に退院した。
「きっと市立の病院だから、みんなクレーム言いたい放題で、病院側も予防線張るようになったんだよ。」と私。拘束?延命治療?ウチの父には関係のない話だ。
とりあえず、拘束の同意書にはサインをし、延命治療については、「後日、本人と相談して決めたい。」と母。
でも、わずか1週間後に病院から連絡。
「せん妄が出て危険なので、拘束しました。」
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