紙1枚めくるだけで空気を変える意識の集合体にあやかる
何も変わらないのに、暦を1枚めくるだけで何か襟を正して新鮮な空気を感じる、元旦の朝。
皆さま、あけましておめでとうございます。
太陽歴での、2025年が始まりました。
太陽太陰暦では2025年の元旦は、1月29日。
BG5はこのどちらとも違う、宇宙のメカニズムにより新年が訪れます。
近いのは、東洋の歴。
これが意味するところはおそらく、東洋の方がより宇宙の真理に近いところにあると言うことなのだろうと個人的には感じています。
これは洋の東西で何を基準にするかが異なることから生まれたズレです。
今では地球規模で西洋的基準が溢れかえっている状態なんじゃないかなと思いますが、なかなかどうして、そろそろ東洋を見直す時期に差し掛かってきているんじゃないかと言うことで、
2025最初のnote、スタートしてみたいと思います。
◼️自己実現とは
自己実現について考えるとき、まず東洋と西洋でその捉え方が異なることを知っておくと、今の時代に必要な生き方や価値観について考えるヒントになります。
たとえば、西洋では自己実現と聞くと、物質的な豊かさや成功を思い浮かべることが多いです。
いい仕事に就いたり、家を買ったり、社会的に成功することが目標として挙げられることが多く、心理学者のマズローも「欲求5段階説」の中で自己実現を説明しています。
彼によると、物質的な安心や人間関係の充実が基礎になり、その上に自己実現が成り立つとのことです。
西洋では、成功や自立が自己実現の象徴として強調されるため、他人より優れていることを証明するような競争意識が生まれやすくなります。
例えば、大きな家や高級車、安定した収入があれば「成功している」とされ、社会的にも認められたと見なされるのです。つまり、自己実現が「何を持っているか」や「どれだけ成功しているか」で判断される側面が強いのです。
一方で、東洋の哲学における自己実現は、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが重視されます。禅や道教、仏教などでは、物質的な欲望から離れて、心の静けさや内面の調和を追求することが自己実現の鍵とされています。
東洋では他人との競争ではなく、自分自身との対話が大切にされるのです。
たとえば禅の教えでは、「無心」と呼ばれる、余計な欲望や思考から解放された状態を目指すことが推奨されています。
自己実現は、外部の評価に依存せず、内面的な平和や悟りを求めるプロセスなのです。
また、老荘思想では「無為自然」という概念があり、何かを意図的に追い求めるよりも、自然な流れに身を任せることが自己実現の道とされています。
東洋では「どれだけ持っているか」ではなく、「どれだけ満足しているか」「どれだけ心が穏やかであるか」が重要なのです。
現代社会では、西洋と東洋の自己実現の考え方が交錯していますが、ここ数年、特にアジアでは東洋的な価値観が再び注目されています。
多くの人が物質的に満たされていても、忙しい生活の中でストレスを感じたり満足感を見出せなかったりする中で、東洋の哲学が示す「内側の平和」に価値を感じるようになってきたのです。
つまり、自己実現とは単に物質的な目標を達成することではなく、自分の内面と向き合い、心の充実を感じることが大切だとわかります。
日常生活でも、他人と比較するのではなく、自分のペースで満足感を感じることが重要なのです。
◼️東洋の時代へ
これから時代が変わる、とあらゆるところで見聞きするようになってきましたが、そのひとつとして、これからは「東洋文明の時代」になると言われています。
実際、今の状況を見ていると既に東洋の時代に意識は移りつつあるように思います。
物質的な豊かさだけでは今の社会の複雑さに対応できない状況は皆さん、ご存知の通りです。
これからの時代には、精神的な安定や心の豊かさがますます重要な要素になるでしょう。
もしあなたがこの「東洋文明の時代」に適応しようとするならば、価値観を少し変える必要があります。
外側の成功だけを追い求めるのではなく、内面を見つめ直し、心の平和を求めることが自己実現の鍵になります。
東洋の考え方に沿った自己実現は難しいことではありません。日常生活の中で、自分の心が穏やかでいられる瞬間を大切にしたり、他人と比較するのではなく、自分自身に問いかけることが、その一歩となるのです。
答えはすべて、自分の内側にあります。
そして誰もが自分の内側から発せられる、自分のための答えを出す「意思決定の戦略」を、本来持ち合わせています。
それを伝えることで、本当の意味での自己実現を誰もが形にできる道を届けたい、そう思っています。
新年の抱負と言うと大袈裟ですが、閉塞感のある今の時代、何かしら誰かの力になりたい、そう感じています。
長々と書いてしまいました。
BG5的新年はまだ少し先ですが、節目においての礼節は大切と言うことで、皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
少しでも多くの方に、このnoteを見つけてもらえますように。
それでは、ごきげんよう。
2025.1.1. まれ