世界No.1のレストラン、シェフに学ぶ
エルブジという、以前、世界No.1を撮り続けていたスペインのレストランがあります。すでに閉店してしまって、一度も訪れることができなかったのですが、本や動画、サイトなど、エルブジとそのスタイルを創ってきたフェラン・アドリアについて、いろいろと学べるリソースがあります。
これらの情報に触れると、学び続けるということの偉大さについて思い知らされます。フェラン・アドリアはエルブジを閉めた後も、料理についての研究を続けています。それらの情報はelBullifoundationで公開されていて、Bullipediaという百科事典の形でもまとめられています。
彼らが行っている研究は料理についてですが、それ以上のものでもあります。素材、料理法にとどまらず、それらの歴史、DNA、環境、哲学といった、さまざまな分野から研究をしているようです。「我々はすべてを知ることはできない。なぜならトマトだけでも全世界で3,500種類あるのだから」といったようなことをフェラン・アドリアが言っています。研究するにも多角的、体系的、科学的に料理をとらえることが、未知の領域に光をあてることができていくのだと思います。
フェラン・アドリアはエルブジに入ってから、常に新しい料理を試作し続けていました。加えて、お客様の声を聞き、他のレストランに遠征して優秀なシェフからインスピレーションや学びを得続けました。elBullifoundationにおいても、Innovationという言葉が何度も出てきます。レストランにとってはお客様のために、人間としては充実した人生のためにということはあると思いますが、研究し続けること、学び続けること、理解しようと努力し続けること、それ自体に純粋な情熱があるように感じます。
こういったリソースを共有してもらえることで、自分も澄み切った学ぶ意欲というのを得ることができてます。学べば学ぶほど、また学びたくなる。社会人になって10年近くたった時に、会社を辞めてイギリスに留学したことがあります。そのときに学ぶことの楽しさを心の底から感じました。今もそのときの気持ちに近くなっていることに、感謝したいと思います。
読んでいただきありがとうございました!
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