大事なのは自己肯定
この記事は
「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由
というハウツー本を読んでの感想になります。
僕はまだ社会人ではないので、会社に行きたくないという状況に陥ったことはありません。バイト行きたくないなーとか、学校休みたいなーと思ったことは何度かありますが、泣くほどの拒絶反応を示したことはありません。
だからタイトルを見たとき、単に著者の方のメンタルが弱いだけなのでは? と思いました。が、読み始めてすぐにそうではないと気づきました。
対人関係がうまくいかない、仕事で求められた成果を出せない、怒られてばかり――など、確かにブルーな気持ちになるのも納得な事象がいくつも束ねられていて、それが何日ものしかかったのなら、精神を病んでしまうのも頷けました。僕自身も怒られすぎて病んだ経験がありますのでね、共感するのはそれほど難しくなかったです。
本作の見所は、そんな失意のどん底に落ちた加藤さんが立ち直って無敵になった過程です。
先に言ってしまえば、どんな事例でも最後には自己肯定に収束します。
まずは対人関係。
この問題の解決方法は至ってシンプルで、相手に対して弱腰になることをやめればいいのです。
つまり、こんなこと自分が言ってもいいのかなあ……とか、怒ったりしないかなあとかいうネガティブな思考を捨てて相手に接すればいいのです。
次に仕事で思うような成果が出せないとき。
そんなときは、とりあえずその地点まで頑張った自分を褒めましょう。
よく頑張った、そうやって自分を励ましてから、改善点を見出していくと気を落とすことなく、作業に集中することができます。
最後に怒られてばかりの日々が続くとき。
こんなときは逆に、期待されてるから怒られるんだ、と発想を逆転してみます。
そうしてみるとどうでしょう。
罵声が叱咤激励に聞こえるのではないでしょうか?
…………とこんな感じで、物事を前向きに、自分を許し励ましながら捉えていくことで、無敵になれると加藤さんは話されています。
確かに、捉え方ひとつで物事の価値観が逆転することはよくありますよね。
小説一冊六百円って高くない? と僕は昔思っていましたが、実際に自分で小説を書くようになってからは、むしろ六百円って安すぎない? 疑問を覚えるようになりました。実際に経験してみると、印象ってだいぶ変わってきますよね。
何事もポジティブに。自己肯定しながら事にあたる。
それが無敵になるために必要なことです。
なんだかUVERworldの『一滴の影響』の『許せば進めるし、恨みは立ち止まらす』って歌詞が彷彿とされるのは僕だけでしょうか。あの歌、すごくいいんでせひ多くの人に聞いてほしいです。
というわけで、今日は自己肯定が大事! という話でした。