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日本には「メタ教育」が欠けている!
日本の文科省では、自分の思考や行動を客観的に把握し認識する、
いわゆるメタ認知という教育を推進しているようですが、
一向に知識の詰め込み教育が改まったことはありません。
文科省が目指しているのは、主体的に学習に取り組む態度も含めた
学びに向かう力や、自己の感情や行動を統制する力、よりよい生活や
人間関係を自主的に形成する態度などを養う教育へシフトして行こうと
していますが、教育の現場ではそんな余裕がないようです、
そのため、諸外国に比べてディベートなどの思考力を鍛える機会が
ないのが現状です。学校の教師も子どもたちに知識を教えることで
精一杯でどうでもいいその他の業務に忙殺されてまったく余裕がない
状態です。
それでは、具体的にどうしたらいいのでしょうか?
まず、価値観を教えること。
つまり、何が大事で、何にフォーカスして優先順位をはっきり
させたらいいのかを教えなければいけません。子どもたちに
判断基準を教え込むことです。
それを教えないと正しい選択と決断ができません。子どもたちの
自主性に任せてはいけません。ハッキリした白黒を教えてから
グレーゾーンの存在(敵・味方)を教えると判断能力が養われます。
争いとは、価値観の摩擦(違い)で起るものです。何を学んで、
何を学ばないかの目的を明確にすることで選択と決断ができる、
つまり判断できる状態なるのです。大事な情報は消えていくので
無駄な情報は最初から入れないことが重要。
脳力には、限界(キャパシティー)があります。大人もそうですが、
何かを覚えると他の何かを忘れていくものです。7つ以上のことは
覚えられない。
たとえば、昔の固定電話番号は7桁でした。これなら暗記できた
ので何十人もの電話番号を覚えていたと思います。
そして、教師の子どもたちに対する重要な仕事がフィードバックです。
改善や導きが必要。正しい学習ができているかどうか?、間違って
いないかどうか?間違っていたら軌道修正することが重要です。
学習とは、行動が変わることです。これは大人になっても同じこと。
本やセミナーで学習したことを単なる知識で終わるのではなく、
その知識を利用して行動に落とし込んで行動が変わってはじめて
学習したと言えるのです。そしてそれが習慣化できれば、なおいい。
やり方や方法論には拘らないこと。なぜなら行動しながら考えて
軌道修正していけばいいのです。
まとめると、メタ教育とは、抽象度をあげること。つまり高い視点で
俯瞰してものごと判断する能力をつける教育のこと。