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キノコは人間の身体にいいだけではなく、地球環境の救世主になる!

低カロリーで高栄養、健康増進や美容効果が期待できる
スーパーフードであるキノコ類の菌類が私たち人間の建康に
非常に貢献していることは間違いありません。

キノコには免疫力を上げる多くの成分が含まれています。
また、きのこには食物繊維が含まれていいて腸内の環境を整え、
便秘などの予防・改善の効果が期待できることはあなたも
ご存じでしょう。

つまり、腸の働きに必要となるバクテリアを増加させ、
コレステロールなどの不用な物質を吸着して排出を早めるなどの
働きあるのです。

ヒトの暮らしは菌類を使ったあらゆる形態の体外消化に
依存しています。酒、醬油、ワクチン、ペニシリンから、
炭酸飲料に入れるクエン酸まで数え上げたらきりがないほど
その恩恵にあずかっています。

ところが、
菌類が世界を救う一つの方法があります。菌類による除染として
知られるこの分野では汚染された生態系の回復を担っています。

菌類が環境をきれいにするための協力者になっていることを
あなたは知っていましたか?

たとえば、
メキシコシティでは、使用済みの使い捨てオムツからキノコを
育てるというプロジェクトが進められています。オムツの
プラスチック部分を取り除いてヒラタケ属菌に与えた場合、オムツの
重さは2カ月で約85%減ります。そのヒラタケ自体も建康で
ヒト病原体を含んでいないのです。

ある種のヒラタケで学習させることで煙草の吸い殻だって食べることが
できるという実験結果が明らかにされています。

そのほかにも殺虫剤(クロロフェノールなど)、合成染料、
爆薬(TNTやRDX)、原油、一部のプラスチック、下水処理場では
除去できないヒトや家畜用の種々の医薬品(抗生物質から人工ホルモンまで)を分解することができるのです。

重金属を体内に蓄積し、安全に除去し廃棄することができます。
目の細かい菌糸体は汚染水のフィルターにもなるという、
まさに地球環境を救う救世主の役割を果たしているのです。

変わったところでは、電子機器のゴミから金を回収することも
できるという驚きの利用方法もあります。フィンランドの
ある企業はスポンジのように重金属を吸収する菌類の特性を
活かして電子機器のゴミから金を回収しています。

たいていのキノコを生やす菌類はヒトが出すゴミで生きて
いけます。菌類は無用なものを有用なものに変えてくれるので、
ゴミを出す人間の建康、栽培者の実益、そして菌類自身の
生き残りにとって有益な話になります。

キノコは「win&win&win」をもたらしてくれます。その意味で
世界を救う救世主になり得る貴重な植物なのです。

ただし、くれぐれも画像のような猛毒のベニテングタケ(紅天狗茸)は
食用にしないよう気をつけてください。


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