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DE&Iとデザインの関係 〜誰もが活躍できる環境をつくるために


インフォコムにおけるDE&Iとは

インフォコムは多様な働き方を支援する制度の拡充やワークスタイルの変革などこれまでも取り組んできましたが、
・誰でも、個性と能力を発揮して活躍し続けることができる
・誰でも、楽しく、安心して、挑戦できる会社になる
そんな会社を目指すべく2022年度からDE&Iのタスクフォースを立ち上げて改めて社内の多様性の確保のための活動をしています。
蓮見はこのタスクフォースに参画し3年目になりますが、なぜここにデザイナーの私が参画しているのか、どんな役割を担っているのか、など紹介したいと思います。

「デザイン」という表現の前提

その前に…
私がこの記事上で使う「デザイン」という言葉について、人によってイメージが異なるかもしれないので、先に定義をしておきます。

「デザイン」と聞いて多くの方がまずはじめにイメージするであろう「ビジュアルデザイン」、これは狭義のデザインと一般的には表現されます。
一方で、広義のデザインと括られている「デザイン」も存在しています。
これは、単なるビジュアルの調整にとどまらず、ユーザーや社会にとって意味のある体験を創り出し、多様なニーズに応じた包括的な仕組みを生み出すことまでを含んでいて、私たちUXteamがMissionとしているデザインも主にこの広義のデザインのことを指しています。
ですので、この記事でお伝えする「デザイン」とは広義のデザインを指していると考えてください。

DE&Iの取り組みに対する私の思い

DE&I(多様性・公平性・包括性)は、異なる価値観やバックグラウンドを持つすべての人々が、平等に力を発揮できる社会を目指すことですが、この理念はデザインと深く関わっていると私は考えています。
多様な人々が平等に活躍するためには、ジェンダーや年齢、障がいの有無などの違いを考慮した仕組みを整える必要があります。
デザインも同様に、あらゆるユーザーのニーズや課題に共感し、誰もが使いやすく満足できる体験を提供することを目指します。この「共感」こそが、DE&Iの理念を実現するための重要なアプローチのはずです。

インフォコムのタスクフォースでは先に書いたように、単なる数値目標を達成するだけではなく、組織内にあるバイアスを取り除き、全ての社員が自分らしく働ける環境の設計を目指しています。育児や介護といったライフイベントに柔軟に対応する働き方の仕組みもその一例です。社員一人ひとりの声を反映させ、プロセスを改善していく姿勢はデザインと共通するものがあるなぁと、この3年で更に強く感じました。

デザインは、多様な価値観を認め合い、全員が成長できる体験を生み出す力を持っています。そのためには、多様性を受け入れるだけでなく、それを前提に誰もが活躍できる仕組みをデザインしていくことが必要です。こういった考えもあり、私はデザイナーとしてのスキルを持ってこの活動を推進する一員でありたいと考えています。

実際にどんなことをやっているの?

そんなタスクフォースの活動の中での私の役割ですが、
なんてことない…誰のために何をするのかを考え整理するツールの提供と座長のサポートとしてファシリテーションの一部を担っている(だけ)です。

会議あるあるですが、認識が合っている風で実はそれぞれ微妙に異なったまま議論が進んでしまったり、様々な意見が飛び交う中ただただ発散だけして意見がまとまらず終わってしまったり…
タスクフォースのメンバーの任期は1年なので、この期間中にDE&I推進のための施策を検討し、実行に移すためには、限られた時間の中でメンバーの認識を合わせながら着実に進めていく必要があるので、デザインで使用するフレームワークをアレンジして取り入れていたりします。

誰のために考えるのか ペルソナを策定
ペルソナの潜在ニーズを明らかにする 価値マップ
誰のために何をするのかを整理 バリュープロポジションマップ

とまぁ、こんな感じで3年間クビにならず素敵な機会をいただけているので、きっと一役買えているに違いないと私は思っていますが笑
デザイナーを抱えている企業の皆さんにも、デザイナーは事業だけではなくこんなところでも活躍できるよということを知ってもらえたら嬉しいです。

最後に

私が目指したい未来は、ただの「多様な人々の共存」ではなく、一人ひとりが尊重され自分の可能性を最大限に発揮できる社会と考えています。
ここにデザインの力を使うことで、見えないバリアを取り除き、すべての人が安心して挑戦できる世界を共に築いていきたいですし、そんな仕事に携われるような機会がこの先もずっと続くと嬉しいなと思います。

以上、今回の執筆は蓮見でした
See ya!!

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