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うつ病と障がい者雇用の、苦しみと過酷な現実と救いは、漫画Shrinkを読めばよくわかる

Shrink~精神科医ヨワイ~がよくできている

さて、そろそろ障がい者雇用について書くかな・・と思っていたある日。
SNS上にShrinkという漫画の情報が流れてきました。

読んでみると・・感動しました。
これ、全部書いてあるじゃん!

パニック障害と微笑みうつは1巻

1巻では「パニック障害」「微笑みうつ」「大人の発達障害」が掲載されています。

漫画で取り上げられた内容の中から、私が経験した症状をピックアップします。
「パニック障害」編
・働き過ぎによる発症
・過呼吸
・医師の当たりはずれ(特に心療内科)
・患者自身が自分に何が起きているのかわからない恐怖
・電車で通勤できない(広場恐怖)
・再発の不安(予期不安)

「微笑みうつ」編
・表面では笑っているけれどから他の中では確実に苦しみが蓄積されていく(微笑みうつ)
・うつ状態
・終わらない思考の迷路の果てに極端な行動に走る(ぐるぐる思考)
・救いがない休職期間の休養
・復職を迫る会社に断れず再発
・頼れない会社の産業医
・一度うつになったら元の自分には戻れないので新しい自分を探す必要がある
・昔の自分が好きだったことが復活のカギ

精神障がい者雇用は8巻

8巻では「精神障がい者雇用」が掲載されています。

・環境が変わったことが原因で適応障害
・給料が安いが配慮してもらえる障がい者雇用(オープン)
・リハビリ施設の就労支援機関
・人間関係に支障が出る回避傾向(回避制パーソナリティー障害)
・障がい者雇用の現実
 ・常に不安な患者
 ・どう扱えばよいかわからない上司
 ・配慮を守らない会社(精神障害は外からは最もわかりづらい「見えない障がい」)
 ・わかり合えないからこそ、患者と上司がお互い歩み寄る必要がある

「オープン(障がい者雇用)で働くのは一種の賭け」(2巻)

この漫画で一番ビビッときたのは、2巻「大人の発達障害」編の以下の言葉でした(この巻は障がい者雇用についてはごく一部しか触れられません)。

日本の精神障害者雇用はまだ過渡期にあります

(省略)

個人の特性に細やかに対応してくれる企業もあれば
現場の担当者の発達障害に対する理解が足りず
企業も本人も苦しむケースもあります

就職先が必ずしもよい職場とは限らないーー
オープンで働くのは一種の賭けです

私も1度、障がい者雇用の就職先に失敗しました。短期間で退職し、数か月再発で寝込みました。

そのことをブログで書こうかな・・と思っていましたが・・。
この漫画で、現実を全て書いてくれているので、いいかー、とあきらめることにしました。
いろんな意味で書かなくてよかったです。
過去のトラウマを掘り返しても仕方ないですし、書くことでトラウマがよみがえってきますし、恨みつらみを載せてもしょうがないですからね。

メンタル不調に苦しむ方は、1巻を読んでいただけると、かなり救われると思いますので是非。
全ての話が最後は救いで終わってますので、安心して読み終えられます。

このブログの役目、これで半分終わりました。

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