ロジハラ男
↑前回の続き
よく男性は論理的で、女性は感情的だと言われるが、これには大きな違和感を覚える。たしかに個人的な経験からも女性とはわかりあえない部分があるのは感じる。しかし、女性が論理的でないとは思わない。
そもそもの大前提として、人間は論理的な生き物だ。1+1は2だし、裏の裏は表である。そこに性別の違いが入り込む余地はない。
もし、両者の間に見解の相違があるなら、まずは誤解、誤認、嘘、判断ミス等が疑われる。論理的であっても常に正しいとは限らない。間違いは性別に関係なく誰にでも起こり得る。
十分な対話や議論によってエラーは正されていく。双方が諦めさえしなければ、いずれすべてが解消されるのだろう。それでもなお、見解の一致を見ない可能性は残る。
人間は感情の生き物でもあるからだ。論理は進むべき方向性を持たない。ロボットが指示を受けるまで動けないように、論理は感情によって駆動される。論理的には正しくても、目指す方向が違えば、当然、結論は異なる。
要するに、男性も女性も感情の上で論理的に動いている。どちらか一方では成り立たないし、そこに男女の違いはないと思う。
ただ、まあ、論理の綻びだけを指摘して、感情を汲み取ろうとしないのは男性に多い気がする。偏見だろうけれど。