INFJのための考えっぱなしにならないノート・日記術①【INFJ公務員】
こんばんは。
皆さんは日記をつけていますか?
もしくは、手帳に日々の出来事など書いていたりしますか?
私は、小学生の時から日記をつける習慣があり、日記歴だけでいうと20年以上です。
INFJの人って考えごとが好きなせいか、日記術や手帳術に興味がある人も多い気がします。人の手帳を見るのも好きだったり。
このくらいの時期になると「日経ウーマン」とかで手帳術が特集されたり、手帳売り場がにぎわっていたり、ワクワクしますよね。
そんな、長年日記をつけてきた私ですが、書いた日記が書きっぱなしにならずに次につながりはじめたなという実感がわいてきたのはここ4~5年のことです。
こんなに考えて考えて考えまくっているのに次に繋がらなくて、なんか考え損している気がする…!!
いや、日記の使い方は人それぞれだから、別に書きっぱなしでもいいんです。
でも、私がそうだったんですが、元々、その日の出来事を思い出したり、自分の気持ちを分析して文章を書いたりということが得意なだけに、逆に好きなだけ書いて終わりになっているな……とある日思ったんですよ。
ということで、なんかモヤモヤして色々調べて試しているときに、なんとなく自分に合うノート術と出会ったので、何回かに分けて紹介してみます。
なんとなく、キラキラでポジティブな自己啓発にハマれなかった
最初に書いておくと、「一日に3つ感謝したことを書く」とか「願い事を叶った前提で書く」、「ポジティブに変換して書く」などのポジティブ系は私には合いませんでした。
心の中の小五が「それ本当にそんな風にポジティブに思ってますかーーー??何時何分何秒地球が何周回った時~~~??」って煽ってきて、どうしても書けませんでした。
正確には、「感謝したこと」などを強制されて書いているみたいに感じてしまい、書いていて、その時の感情すら偽物になったみたいで嫌になってしまった。(めんどくさくてごめん!)
なんでなのか色々考えた結果(また考えてる…)、INFJ特有の無限に湧いてきて、しかも並行して走る思考をいったんフラットに整理することもなしに「感謝」「願い」「ポジティブ」とラベリングしようとするから腹落ちしなかったのかなと。
例えば、「考える」といっても、
「出来事」という事実を思い出しているのか、その時の自分の「感情(主観)」を思い出しているのか
「他人」の行動に対する考えなのか・「自分」の行動に対する考えなのか
「過去」の出来事なのか・「現在」の出来事なのか
これらはすべて切り分けて考えるべきなのに、どうもINFJは考えるスピードが速い(言い方が正しいのかわからない)せいか、全部がごっちゃになって一つの思考になってしまいがちというか。
バーっと考えて書いて吐き出すことはあっても、丁寧にこういう思考を整理することはしてこなかったな~と自分でも思っていました。
その悩みにがっつり答えるのが、次で紹介するノート術でした。
私に合ったノート術「ミーニング・ノート」
結論から書くと、私に合ったのは、山田智恵さんの考案した「振り返りノート習慣」とその振り返りスキルを使って書く「ミーニング・ノート」でした。
※このあと書籍の紹介もありますが、全然宣伝ではないですよ。
ミーニング・ノート公式HP
詳しくは何回かに分けて紹介したいのですが、あえて私の言い方で簡単に紹介させていただくと、
毎日の出来事から心が動いた出来事を3つ書いたうえで、それがどんな意味付け(ミーニング)があるかを併せて記載していく。
一週間終わったら、毎日の出来事(意味づけ)同士に繋がりがあるか振り返ってみて、出来事(意味づけ)同士から見えてきたことをまとめてみる。
基本はこれの繰り返しになります。
この手法で日記を書く際に、次の参考図書で紹介されている「事実と主観の切り分け」、「振り返りで出たミーニングを抽象化する」、「フラットな出来事の見方」などを使っていきます。
参考図書
「最高の未来に変える 振り返りノート習慣」 山田智恵
「最高の未来に変える」というタイトルは少しキラキラしているのですが、中身はめちゃくちゃ硬派というか、地に足がついている内容です。
私的には、「最高の未来」というより「来週が少しだけ、しかし確実に変わっていく」って感じです。
そのくらい、劇的変化はなくても日々の出来事に確実に意味と改善をもたらしてくれるノート術だなと思っています。
何がいいのか
私が、合うなあ~いいな~と思ったことを書いてみます。
まずは事実を書くというワンステップがあるから一旦頭が整理される(このへんINFJ向き)
ポジティブな出来事でもネガティブな出来事でも、その出来事にどんな意味があったかという視点を重要視して整理するので、無理にネガティブな出来事を無かったことにしたりポジティブ変換する必要がない。(このへんも嘘や虚構を嫌うINFJ向き)
毎日→毎週→毎月→毎年と振り返りを継続することで、小さな気づきが大きな気づきになっていく
「ポジティブ!前向き!」という単なる一時的な気持ちの作り方ではなく、徹底的に愚直に日々の出来事の客観視や意味づけを練習することによる、振り返りの基礎力の向上。→気分や気持ちに左右されない力がつく。
「事実と主観の切り分け」や「抽象化」などは普通に仕事に応用できる。
などなど…。
詳しくは続きで書きます。
ほかの参考書籍はこれです。
実は1冊目に出たのはこっち。
でも、先ほど紹介した2冊目の「振り返りノート習慣」」のほうがテクニック的なことが詳しくて、かなり分かりやすいです。
「新版 ミーニング・ノート」 山田智恵
実際の私の手帳も、今後一部伏せたうえで紹介したいな~と思います。
公式ルールで気になった点は自分でアレンジしています
私は、公式のやり方を少しアレンジしているので、今後の記事を読んでいて公式のやり方が気になるな~という方はぜひ書籍やHPを読んでみてください!
例えば、公式では毎日書く出来ごと3つを「チャンス」と呼んでいますが、私はそれよりも「意味があるできごと」くらいに思っておいたほうが気持ちがいいので、自分ではそう呼んでます。
また、公式ではA5サイズのノートの見開き右側に1週間の振り返りを書いて、左側にまとめを書くのを推奨していますが、私はiPadのデジタルノートでデジタル手書きしています。(紙ノート時代のほうが長かったですが)
まとめ
ミーニング・ノートの手法を使っても、結局は、ある出来事に対する意味づけの結果として「感謝」・「よかったこと」・「願い」などが出てきて、最終的には「感謝ノート」や「ポジティブノート」、「願い事ノート」と同じようなことをしているかもしれないのですが、その結果を引き出すまでの「出来事という事実の分析」をすごく丁寧にやるので、雰囲気だけで感謝しないでよくなります。これがすごく大きい。
手帳やノートの書き方は本当に十人十色!何が正しいとかは無くて、自分に合うものが一番なので、誰かの参考になればよいなと思います。
また、次回実際の様子を紹介できればと思います!