サロンパスで有名なルートビアを作ってみた。
こんにちは。INEMURIです。
今回、知るひとぞ知るルートビアを作ってみました。ルートビアとはアメリカでよく飲まれている薬膳飲料であり、ルート(root)の名前の通り、様々な植物の根っこ等から作られています。
国内では沖縄を中心に人気がありますが、本土では取り扱いが少ないため、主に酒屋やKALDI、ヴィレッジヴァンガードで取り扱いがされています。
ルートビア(root beer)は beerではありますが、アルコールは含まれておらず、炭酸飲料のため子供でも飲むことができます。しかし、ハーブ特有のサロンパスのような匂いがするため、好みは別れるところです。
さて、こんなルートビアですが、個人的には好きな飲み物で、よくヴィレヴァンで購入しています。しかし、コロナの影響もあってか最近ではなかなか見かけないのと、入荷しても意外と人気ですぐ売り切れてしまうのもあって、手に入れることが難しいため、今回自分で作ってみることにしました。
早速、ルートビアの材料を調べてみたのですが、これが意外に揃えるのが難しかったです。今回参考にさせていただいたのは、こちらのサイトです。
http://dadinc.jp/archives/1537
[ルートビア500ml分の材料]
■ササフラスの根の皮 1/4カップ
■ウィンターグリーンの葉 1/4カップ
■サルサパリラの根 大さじ2杯
■リコリスの根(甘草の根) 大さじ1杯
■生姜の根 大さじ1杯
■ダンデライオンの根(タンポポの根) 大さじ1杯
■ホップの花 大さじ1杯
■バーチの樹皮(白樺の樹皮) 大さじ1杯
■ワイルドチェリーの樹皮(山桜の樹皮) 大さじ1杯
■ジュニパーベリー(西洋杜松) 小さじ1杯
■シナモンスティック 1本
■黒砂糖 2/3カップ
■水 500ml
■イースト菌 2g 又は 乳清(ホエー) 1/2カップ
以上がルートビアの材料なのですが、今回は仕入れが難しいものは一部変更して作りました。※ハーブの主な購入先はカリス成城さんでお世話になりました。
まず、ウィンターグリーンの葉が食用のものが手に入らなかったので断念。バーチの樹皮も同様。
サルサパリラの根は海外から取り寄せれば可能ではありますが、送料を含むと高額であるため、国内で手に入る山帰来という植物で代用しました。
炭酸を作るためのイースト菌は、同時にアルコールも発生させてしまい、酒造法に抵触してしまう恐れがあるため、今回は炭酸水で割って作ることにしました。
さて、このような感じで材料を調達し、早速調理開始なのですが、調理方法は以外と簡単で、お湯を沸かしながら鍋にハーブを入れていき、20分ほどかきまぜながら煮込むだけ。シナモンとジンジャーを先に少し煮込んでから、残りのハーブをいれた方が美味しく出来上がります。
煮込み終わり、水の色も茶色っぽく変化していたら、一旦火を止めて更に20分ほど放置します。
その後、ボウルとざるに一度移し替えて、ハーブを取り除き、濾していきます。
(ルートビア原液完成。)
それから1時間ほど冷蔵庫で冷やしたあと、再度鍋に移し直し、加熱しながら砂糖を加え、全部溶けたら瓶に戻し、仕上げにバニラエッセンスを入れて完成です。
味の感想は、ウィンターグリーンを使っていないためか、サロンパスの匂いこそしませんが、各々のハーブの香りはしっかり醸し出されていて、割りとうまくいったかなという感想です。炭酸水で割って飲むとめちゃくちゃ健康にいいノンアルコールビールを飲んでるような気分です(笑) ジュースとして飲むのであればもっと砂糖を加えてもよかったかな。
いやしかし、薬膳飲料ということだけあって、ひとつひとつハーブの効能を調べていくと、砂糖さえ控えめであれば、非常に体に良い飲み物です。これからも少し研究してみようかなと思います。
ただ結構、コストが割高になってしまうのと、材料の入手が困難なのが問題ですが(笑)
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