INDUSTRIAL-Xが目指す“日本の産業構造変革”。関わる人たちの思いを、自分の表現で広めたい ー人との関わりを大切にし、社会課題解決の一端を担うー【メンバーインタビュー#8】
皆様こんにちは。note 担当のまーくんです。
今回はマーケティングチームに2021年7月に入社した石塚に、これまでの経験や株式会社 INDUSTRIAL-X(以下 IX)へ参画の理由などを聞いてきました。
1.学生時代に注力してきたことは、なんですか
大学時代、自分が使うお金は自分で稼ぎたいという思いから、主に飲食業のアルバイトに多くの時間を費やしていました。多い時には5つくらい掛け持ちしていた時もありました。
大学1・2年ではお金を稼ぐことが主眼でしたが、3・4年では報酬以外の付加価値を考えるようになりました。
当時、カウンターのお寿司屋さんで働いていたのですが、常連である某自動車部品メーカーの部長さんが「俺たちの作った部品を乗せた車が世界中を走ってるって、夢がないかい?」とアルバイトである私に話してくれたことがありました。未来のことを話しているお客様は生き生きとしていて、私も「未来を見て語る人でありたい」と思いました。それまで億劫に感じていた就職活動に対しても、「働くことも捨てたもんじゃないんだな」と感じ、前向きになれたことを今でも鮮明に覚えています。
アルバイトでは、お客様を見て、自分でお客様の次の行動を予測して、サービスすることが、すごく楽しかったです。例えば、グラスが空きそうなお客様には会話の邪魔にならないように、そっとメニューをお持ちしたり、席を立たれたお客様にはお手洗の場所をご案内し、戻られた際にはおしぼりをお渡しするなどをしてました。その結果、喜ばれたり「よく気づいたね」と褒められたりして、人にサービスすることが楽しいと実感しました。店舗の社員さんからは「大学卒業後社員にならない?」と誘われたこともありました(驚)
アルバイト先のお客様には、本当に可愛がっていただき、今でも親交があります。本年5月に私が企画運営したDX推進に関する情報発信の場としてのセミナー「Collaboration X(コラボレーションエックス)」にも参加者としてオフィスに来て下さった方もいます。
過去の「Collaboration X」の様子はこちら。
自分が働く上で、大切にしたい指針を見つけたのが大学3年に参加したセミナーでした。そこでは、自分がこの先の人生で大切にしたい指針(当時でいう就活の軸)を見つけることを目的としていたのですが、未来の指針を立てるために過去も含めた自己理解から取り組みました。
その中で私が最終的に決断した指針は、「愛を与える人」でした。不当な扱いを受けていたり、心が疲れていたり、自分のことを大切に思うことが難しくなってしまった人たちが、自分の価値を認め、「自分は愛されている、必要な存在である」と気づけるきっかけになりたいと思いました。
アルバイト代で、三重から東京への長距離バスの費用を捻出し、移動を繰り返しながらの就活でした。進まない選考への不安や面接でうまく自分を表現できない葛藤などで疲れた気持ちを軽くしてくれたのは、新宿ルミネ(駅ビル型ショッピングセンター)の広告キャッチコピーでした。新宿駅前でキャッチコピーを見かけるたびに励まされました。この経験を通じて、私も自分の表現で誰かの気持ちを動かしたり、悲しみや寂しさを和らげてあげられるような発信をしたいと思い、広告代理店を強く志望するようになり、結果入社することができました。
2.今までどんな仕事に携わってきましたか
新卒では広告代理店で4年程勤務しました。私の所属していた広告代理店は主にBtoB企業のマーケティング支援をしており、Webサイト制作や展示会のブース企画、カンファレンスの企画・運営などをしていました。
私が入社して一番最初にした仕事は、エクセルで作成した展示会出展企業リストに、毎日電話営業をすることでした。業界や業務の知識がない状態で、スクリプト通りに毎日何十件も電話をかけるのは個人的に結構堪えた時期でした。電話口で怒鳴られることもありましたし、自分が思い描いていた、表現をする業務とのギャップに当時は苦しんでいました。そんな困難をなんとか脱したいと思い、私の好きな対人コミュニケーションを生かして、積極的にお客様と関わろうと決めました。
例えば、自分が発注を受けている範囲外の業務領域であっても時間の許す限りお客様のお手伝いをさせてもらいました。イベント会場や会社の「近くまで来たので」と言って少しお時間をいただきながら会社やビジネスの状況をお伺いしました。常に、お客様の会社と、ご担当者の課題を深く理解することを意識していました。
その結果、担当者じゃない人も私のことを覚えてくれて、他の仕事の依頼につながり、少しずつご相談いただけることが増えていきました。「石塚さん」と指名で仕事がもらえることが増えていったことは、とても嬉しく自信にもつながりました。
ーー当時、印象に残ってる仕事を教えてください
印象的な仕事は、海外の大手マーケティングオートメーション企業様の日本でのローンチイベント(お披露目会)で、企画・運営を任せてもらいました。顧客の経営層に向けて新しいブランドを発信するイベントでした。
お客様はブランド意識の高い海外企業です。私にとって、初めての大きな案件で関係者も多かったので、信頼を築くところから試行錯誤しました。中でも通常のイベントとは一線を画す演出を考えました。ステージ演出では、音楽ライブのようなスモークや照明演出、ネットワーキングスペースではブランドカラーを意識した会場装飾(ケータリング、フラワーアレンジメント)など、参加者の方々に新しいブランドを体感いただけるようなご提案を意識しました。
お客様からは「お花まで、ブランドカラーにこだわるとはすごい!本当にありがとう!!」と称賛の言葉を頂き、非常にやりがいのある仕事でした。
また、かけがえのない支え合える先輩や仲間との出会いもあり、私自身ここでの経験にとても感謝しています。
3.IX入社の理由
コロナ禍で、広告代理店の仕事は大きく変わりました。それまでやりがいであり、楽しみでもあったお客様との対面で感情を込めたコミュニケーションが少なくなっていきました。
自分の満足のいく「表現」に関わるような提案がなかなかできない中、クライアントワークではなく、事業会社のメッセージやブランドを表現する仕事に携わることもキャリアの一つなのかと、漠然と考えるようになりました。自分のキャリアに悩む時期に、当時取引先であった代表八子と話すなかで「うちの会社で、会社や僕の想いを形にすることをやってみない?」と声をかけてもらい、この言葉に心を打たれ、IXに入社しました。
ーーIXの2人目の正社員なんですよね
業務委託のメンバーは20名近くいましたが、正社員としては2人目の入社でした。八子が起業するタイミングで、IXが実現したい未来について何度か話を聞いていました。その使命に強く共感し、八子個人で運営するコミュニティにも参加し、普段からの親交が深かったため、入社時に大きな不安はありませんでした。
入社してから2年、今では20名以上の仲間が更にジョインし、総勢40名を超えて賑やかになりオフィス移転も経験しました。私が所属するマーケティング部もメンバーが増え、会社説明資料やコーポレートサイトもメンバーと一緒に試行錯誤しながら改訂されていってます。これにより、会社が目指す姿の解像度が上がり、表現や言語化が磨かれてきていくのを感じます。 目まぐるしく変化し、成長していくスピード感は、これまでの自分の人生を振り返っても今が一番ですし、日々更新されています。会社がステップアップしたり、お客様の事業が発展したり、自分の成長を感じられたりと、スタートアップならではの変化を楽しみながら、仕事に取り組めています。
具体的な業務では、自社で主催するConference X(カンファレンスエックス)の企画、外部関係者との連絡・調整、当日の運営をイベントの総責任者として、今まで複数回、任せてもらいました。 毎回、企画や集客はとても大変ですが、何より業界を牽引する方々(登壇者や、ご来場者など)に直接お会いし、社会的使命を担っている方のお話が聞けることが、とても貴重で、恵まれた経験をさせてもらっていると感じています。
代表八子をはじめ、人から頼まれたのではなく、自らが社会課題の解決の使命を持って最前線にいる人たちを心より尊いと感じています。そんな人たちの発信を担うことが私の使命と肝に銘じ、そのためにできることをを日々模索しています。
4.チャレンジしたいこと
現在は、ビジュアル、文章、映像など、様々な表現を通して、IXの思いや実現したいビジョン、お客様のDXの取り組みを発信しています。そして、発信に対する気づき、共感、賛同する人を増やすことが目標です。 Conference Xで信念を持った多くの方の話を聞き発信する中で、もっと多くの人の経験を深く聞くことに興味が沸いてます。
自分の知らない業界、業種、地域に住む人など、もっといろんな人に出会い、その方の生き方や物の見方を知り、その思いが広められるような何かを一緒に企画していきたいです。
5.熱心に取り組んでいることはなんですか
写真撮影が好きで、よく出かけた先の自然や風景を撮影しています。感動した景色や素敵な瞬間は、どんなに時間が経っても忘れたくないという思いから始めました。
写真の撮影は画角調整や光調整など細かな作業に没頭してしまい、時間を忘れて熱中することが多々あります。撮った写真を相手に見せて喜んでもらったとき、とても嬉しいです。
ーー編集後記
取材時の石塚さんの様子を通じて、話すことを好きなのが、ひしひしと伝わってきました。
そして、幅広い業界の人と、リレーションを構築している方だと感じました。
今後の石塚さんの表現や発信を個人的にも楽しみにしています。
石塚さん、ありがとうございました。
WRITER:MA-KUN
EDITOR:@enoy8977
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