「LGBTQ」の「Q」だった話
こんにちは、エイです。
「エイ」と呼ばれることもあれば、「エイさん」「エイちゃん」「エイくん」と呼ばれることもあります。
そんな私は、「LGBTQ」の「Q」として、悩んでいた時期がありました。
今日はそんなお話です。
「LGBTQ」とジェンダーのことを少し
その前に、「LGBTQ」とジェンダーについての、私の考え方を書かせてくださいな。
「LGBTQ」とは、「男は男らしく男!」「女は女らしく女!」という括りでは収まらない、多くの人々のこと(と私は考えています)。
「ジェンダー」とは、自分の性別に対する、個々人の考え方を表します。性自認、とも言いかえられます。
※もう少し知りたい方は、「LGBTQ」「ジェンダー」などで検索してみてください。
「Q」だったときの話~葛藤編~
「Q」というのは、「クィア(中性)」「クエスチョン(不明、不定)」、2つの意味合いがあるジェンダー……
……と言われていますが、
要は「L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシュアル)T(トランスジェンダー)」のどれでもない人、全てをまるっと括っている部分です。
私は、まさにそのLGBTの4文字、どれにも当てはまらない、ということで、苦悩した時期がありました。
もう少し具体的にいきましょう。
学生時代当時の私はこんな心境でした。
自分は女だって認識はあるけど、「女らしい」のがしっくりこない、女性の体がしっくりこないけど、「男」になりたいわけじゃない、メンズの服のほうがしっくりくるし、男性より女性のほうがときめきやすい、でも男性も好き、男性には男性的に恋したいけど、女の子には包まれたい!!
LGBT、4文字の特徴が、入り乱れてます。
同性のほうがときめきやすくて、包まれたい衝動があるのは、L(レズビアン)?
だけど、男女両方好きだからB(バイセクシャル)?
女性の体がしっくりこない、これってT(トランスジェンダー)?
男の格好が好きで、男性的に男性に恋したいってことは、T(性自認が男)のG(ゲイ)?
一番困ったのは、女性の友達、男性の友達両方に想いを寄せてしまったときです。
本気で眠れなくなるくらいに悩みました。
「Qだったときの話」~孤独編~
当時の私の義務教育は、
「LGBT」はたまにいる珍しい人、
人間は本来異性に恋をするもの、
女性は男性に包まれたい、
男性は女性を支配したい、
これが当たり前!
……と、割とこんな風だったので、余計に混乱。
まだ「Q」についての浸透はゼロだったので、他人に相談しても「まぁ、一時の迷いでしょ笑」程度の扱いです。
唯一の救いは、友達だけは受け入れて、悩みを聞いてくれたことでしょうか。
おかげで現在は、「女だって~包まれたい!!」の長たらしい性自認も、ようやく受け止められるようになりました。
お気づきでしょうか。
そうです。
一時の気の迷いでもなんでもなく、社会人になった現在まで、この価値観は続いているのです。
マジです。
悩むことも、許されているのだ
当時、自分を追い詰め、悩み苦しんだのは、ある考え方が原因でした。
「性別で悩むなんておかしい」
「性別で悩んだら、LGBT(Q)のどれかに違いない」
この2つの考え方です。
テレビのLGBTQ関係の特番を思い出してください。
取り上げられるのは、「小さい頃に性に思い悩み」「自分の本来の性(LGBTであること)に気づき」「変化した」という人々ばかりです。
「考えてみたけれど、僕はどこまでも男でした」
とか、
「考えてみたけど、どれにも当てはまらない、まぁいっか」
って場合は、あまり取り沙汰されることがありません。
だから、自分の性別の考え方が特殊に思ったり、自分の悩み自体を怖がったりしてしまったんです。
もし、この記事を読んでいる人の中で、性別について悩んでいる人や、結論が出ない人、他人と違うことに戸惑っている人がいたら、この言葉を参考にしてみてください。
性別に悩むことも、たとえ悩んだ結果どんな結論になったとしても、それらはすべて、完全に許されている!!
許す以前に、完全に自由なのですが、「自由」という言葉には「責任」という言葉がつきまとうので、あえて「許される」という表現にしてみました。
そこには、なんの責任もありません。
というか、責任の有無に流されて納得しない結論を導けば、あとからのツケが恐ろしい。
その後どう振る舞うかは、また別の話です。
まずは自分がどんな考え方なのか、知ってみませんか?
どうしても孤独が辛かったら
実は、ネットを探すと、「LGBTQ」の「LGBT」、どれにも当てはまらない人というのは、あふれるほど存在します。
メディアでは「性的マイノリティ」、なんて言い方を聞きますが、私個人は「純・男」「純・女」的な人という方が、圧倒的に少ないのではないか、と密かに考えていたりもします。
「純・男」「純・女」という人々もまた、「LGBTQ」が示す性の多様化の部類の一部分にすぎないのではないでしょうか。
これもまた、個人的な話ばかりになってしまいますが、少しだけ未来の話を聞いてください。
おそらく、これから先、個人の性別を自由に表現できる時代になったら。
「LGBTQ」という言葉、それ自体が消滅することになります。
なぜなら、「LGBTQ」という言葉がいらないほど、性別が多様であることが知られるからです。
大げさな言い方をすれば、背が低い・高いや、甘いものが好き・辛いものが好きと同じくらい、区別の必要がないものになっていく、と思うのです。
ネットを通じていろんな人と話したり、誰かが書いたものを読んだり、見たりしていると、そのようにしか考えられないんです。
もし今がどうしても辛かったら、新しい人の出会いや、未来に思いをはせて見るのも、一つの手です。
理解してくれない・できない人へ
こうした多様性に対して苦手意識を持つ方も、いらっしゃると思います。
そして、傷つけられた方、傷つけた方もいらっしゃるかもしれません。
自分がその立場なら、絶対違う考え方をする、どうしてその考えに至るのかわからない、と感じる、もやもやして解決しない。
だから苛立ったり、眉をひそめてしまったりするのかもしれません。
共感するのは難しいことです。
だからといって、苦手意識を世間の「普通」や「常識」と一緒くたにして、誰かにぶつけるのは、かっこ悪いことです。
「知る」、にとどめておいてください。
無理に同一になる必要は、ありません。
違う人間なのだから、違う価値観があって当然です。
苦手意識が生じる、それ自体も、許されることなんです。
我慢ならないほどならば、少しだけ距離と時間を置いて、考えてみるのはどうでしょう?
もし周囲に心無いような言葉を言ってくる人がいたら、参考までにこんな↑風に諭してみるのはいかがでしょうか?
終わりに~現在~
ちなみに現在、私エイは、こんな↓感じに日常を送っています。
服は、スカートも履くけど、アパレルショップではメンズもチェック!
ちなみに109メンズの上の方の階の服が好みです。
イケボ男性声優が大好きだけど、CDは女の子の唄が好き!
漫画はBLの男性、両方に感情移入して一度で2度美味しい!
メイクは男装メイクもたまに研究するけど、かわいいネイルやチークもするよ!
ゲームの主人公選択は、断然男子!
ほっこりかわいい、女子向け漫画で癒やされる毎日!
カラオケでは、低音ボイスで男性ボーカルを、ノリノリイケメン風に歌い上げることが多いよ!
そんな私は、「エイさんって、男?女?」って聞かれると、「一応女ですよ~」って答えます。
「一応」くらいが、丁度よかった、エイでした。
ありがとうございました!
いつもの宣伝コーナー
本編で使用した画像は、ラインストアにて、ラインスタンプとして発売中ですよ!
今回は、そんなスタンプのキャラクターを、一部ご紹介!
顔文字エイ
エイの裏側部分が、顔文字になっている、奇妙な生物。
基本的に家に籠っているインドア派だが、やたらテンションが高い自由人(エイ)。
TikTokとかYoutubeとかで一発当てたい願望がある。
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