本当の自信とは何か
自信とは、自分の価値・能力を信ずること。自己を信頼する心のことを
いう。
それゆえ、自信がつくのは、他に
秀でた成果を出したり、価値ある
目標を実現したり、そのような
経験が必要と考えていたわけである。
しかし、今あらためて思うに、奈落の底に落ち、そこから這い上がる。
そのプロセスにこそ、本当の自信が
芽生えるのだと考えるわけである。
なぜならば、どん底に落ちることで、これまで見えていなかったことが見えてくるからである。
七転八倒の苦しみの中で、これまで
当たり前と考えていたことが、決して当たり前ではなかったということに
気づくことができるからである。
絶望の淵に落ちたことで、自分という人間をいやというくらい知ることが
できるからである。
そして、何よりも大事な「自分の原点」
これを思い出すことが、できるからである。
それゆえ、どん底から元の場所に戻った。ただそれだけのことなのに、
何ら秀でた成果を出していないにも
かかわらず、根拠のない自信に
溢れているわけである。
思うに、人生のどん底において、
奇跡を経験したからである。
至高存在に気づいてしまったからで
ある。
つまるところ、これが、自信の源だと考えるわけである。