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人生の脚本

レ・ミゼラブルは、1斤のパンを盗んで、窃盗と脱獄未遂の罪によって
19年間の監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンが、ミリエル司教の無償の愛にふれたことをきっかけに改心して「正しき人」になるために生涯をささげようとする物語である。

ジャン・バルジャンは、少女コゼットを引き取ることを決めた、その時から、これまで得た地位や名声、成功を捨てることとなるのである。

彼は、コゼットとともに、「愛に生きる」と決めたからである。

マドレーヌ市長という名の偽りの人生ではなく、徒刑囚ジャン・バルジャンという名の真実の人生を生きようと決めたからである。

自分を中心とした人生から、神を中心とした人生を生きると決めたからで
ある。

ジャン・バルジャンの生きざまに
心惹かれるのは、我が子授かりし
後、人生が激変した自分の姿と重なるからである。

償うことのできない罪を背負い、
それでもなお「正しき人」を目指し、懸命に生きてきた自分の姿と重なる
からである。

つまるところ、「レ・ミゼラブル」は、自分の人生テーマを象徴する
物語てあり、我が人生の脚本なので
ある。

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