平凡な幸せ
平凡な幸せはつまらない。
そのように感じていたのである。
それゆえ、何か自分ならではの
人生を歩みたいと思ったわけで
ある。
あらためて思うことは、
平凡な幸せが決してつまらないものではなかったということである。
人生を懸けて挑み、命がけで
つかんだ幸せならば、それは、
平凡でもちっぽけなものではない
のである。
神から与えられし苦難や試練。
これを乗り越えた先にある
平凡な幸せは、言葉で言い
表すことができないほど尊いので
ある。
なぜならば、平凡な幸せへの
そのプロセスの中に、
神の愛を証明する奇跡を
見ることができたからである。
今ここにある平凡な幸せの中に、
神の恩寵を感じる日々は、
平凡だが、唯一無二、
特別な時間なのである。