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みちくさ

みちくさ

あの頃 夢を見ていた
君の未来には 出会えたかな?

ついてない 時もあるよね
泣きたくなる朝も無理して走らなくても
いいと僕は 思っているから

たまには 足を休めて
深く息を吸おう道に迷い込んで
眠れない夜更けには見上げてごらん 

ほら キラキラ輝く小さな星は
闇の中でしか 見つからないよ

人生 いいことだけじゃつまんなくないかな?
時には立ち止まって  みちくさ すればいい
今しか出会えない世界で

人生って悪いものじゃないと僕は 
思っているけど   そんなに信じないなら
手を繋いで行こう   目を閉じてもいいよ
きっと大丈夫さ
      ~浜田省吾プロデュース作品~

人生で「みちくさ」を食うことは、
とても怖かったわけである。

なぜならば、人生のみちくさは、
帰るべき場所が、わからなくなる。
命取りとなるリスクが、
あったからである。

案の定、さまよい、途方にくれ、
ほとほと困窮したわけである。

でも、そのような時には、必ず
人生の案内人に出逢い、自らの戻るべき場所を
思い出させてくれたわけである。

気づけば、前よりも暖かくて、過ごしやすい。
そのような我が家に、たどり着いたわけである。

これは、たまたま戻れたわけではない。
偶然だったわけでもない。

家路の途中で、これまでの人生で与えられた、
たくさんの愛を思い出すことができたのである。

艱難辛苦の時に、自らに与えられた
無形の資産に気づくことができたから、
無事戻ることができたのである。

自らに注がれた無償の愛が灯火となり、
帰るべき家路を明るく照らしてくれたわけである。

みちくさをしたから、人生の真理に
気づくことができたということである。

人生のみちくさは、決して恐いことではない。
本当に恐いことは、同じ道程を漫然と歩むことで、
自らに注がれた数多の愛を知らずに
生きてしまうことである。

「みちくさをしよう。みちくさをして、
たくさんの愛を知ろう。そうすれば、
人生は前よりも、はるかに素晴らしいものとなる」

人生のみちくさを極端に怖がっていた。
昔の自分に伝えたい言葉である。

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