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待てば海路の日和あり

「待てば海路の日和あり」とは、
今は思うようにいかなくても、
じっと待てばそのうちにチャンスが
めぐってくるという意味である。

人生を振り返ると、これが
まったくできなかったわけである。

実現したい夢に達成期限があり、
悠長なことはやっていられなかった
のである。

だから、いつも、何かに追われる
ように、生きてきたわけである。

のほほんと待ってなんていられない。
思いつく限りの、ありとあらゆる
手を打たねば、一生の後悔をして
しまう。

そのような思いで、
生きてきたわけである。

しかし今は、少し違うのである。

幸い、今も、実現したい夢は
あるのである。

しかし、夢実現へのプロセスが
まったく見えてこないのである。

考えても考えても、アイディア
ひとつ浮かばないわけである。

それゆえ、夢実現に対する、
ワクワクもなければ、ドキドキも
ないのである。

あえていうならば、
実現してもしなくても、
どうでもいい。
どこか他人事の夢なのである。

思うに、夢の次元が、
変わってしまったのである。

これまでの次元とはまったく違う。
異次元にある夢なのである。

だから、そこにたどり着く道筋が
まったく見えてこないのである。

だから、仕方がない。
今すべきことを淡々と粛々と
やるだけなのである。

今すべきこととは、シンプルである。
日々感謝とともに、心穏やかに
生きることである。
これが、とても心地良いので、
夢は夢のままでも、いっこうに
かまわないのである。

「待てば海路の日和あり」

生まれて初めて、この心境を
味わっているのである。

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