Wonder
わたしがわたしと出逢うときに むすび合う歓び 東に昇る陽に
梅東風覚ゆ こいしさは結晶の中 振り返らずとも安心して you’ll see
何をみて どれを選びとるか 一つひとつ 一瞬一瞬に魂を込める
男と子 同時にふたつは望みすぎなのだ 強く吹きつける風が
はらはらと雪の粉を舞い落とし 川面にはつながる波紋 疲弊した遠い季節
それでも人は歩いていく ただ抱き留めてほしくて いますぐ会えたなら
十二年 けして短くはない時が過ぎ いくつかの出会いと別離
暑さに溶け 風にへこたれ 雪に埋もれ 汗か涙かわからぬ液体で
もみくちゃになり 海はいつもたすけてくれる 距離がある地では
湖や雪が励まして 地球上どこにあっても ほがらかな表情と色あいが
変わることのない愛情で包み 絶対的な安心感が 全身を緩めて
無償の愛に 私は返せているか これからなのだ 何時でも
子をもちたい 育つ過程を傍で見守りたい 望むべくもないこと
こんな思いは自分までで十分 血への恐れ 受け継がれるもの 流れを
何故人は子をもつのだろう 愛がひとを増やし 産み落とされる奇跡
あらたな共同体を形づくる 家族というものへの憧れ いつくしみの具現
喜びやうれしさは 種々の処に宿り わたしたちを温め続けてくれる
そのままの愛を ただ向けてくれるひとがあるから 開いていられて
すなおに受けとめられる喜び 笑みは深くへと入ってゆき 消えぬ灯りに
何度でもうまれ変わって 出逢い直す 魂が呼ぶ方へ 進みつづける
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Erat, est, fuit
あった、ある、あるであろう....🌛