silhouette pirouette

目覚めた外気のつめたさに　まるい頬にそっとくちづけ
こいしさが見せる夢　あまやかな露　滴る緑に水は心地よく流れ

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白布に次々と現れ来る動物たちや木々　とりどりの眩い照明
躍動する影をふっくらと小さな手が追ひ　握りしめたままの兎

三度現れた幼な子　父に促され時折うさぎをhop ホップと跳ばせつつも
スクリーンの前でぢっとしてゐる　絶え間ない周囲や視線の動きの中の
面のやうな静けさ　遊び方の様々なヴァリエーションを思い出す

いきものたちを組み合わせ　木々とのハーモニィを奏でて
そうっと紡がれてゆく物語とはにかみ　想像性が愉し気に羽ばたく

また来ちゃってと　幾分申し訳なさそうな表情を浮かべる親御さんと
意に介す事なく　あそびの続きに入る子のコントラスト

足が自然と向く先　いつでもゆるやかに受け入れる空間
場がもたらす落ち着き　訪れは新鮮な驚き　はじまりはあらゆる処に
うまれゆく調和　関わりあいほぐれては絡まるつながりと
周囲の予想とはことなる時の過ごし方に　ゆたかさの深みをみる
あのこのまっすぐな眼が　芯が捉えた面白さを感じてゆきたい