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hope

凍りつく季節のうつくしさを 躰に留めたくて森をゆく 
あふれ出した愛 呼び寄せられ 宇宙が応援してくれる不思議
巡り合はせに歌ふ風は清か 千切ったミントに 茶の葉をたっぷり
注ぎ入れた湯に浮かんだ月は朧 重なり合ふ奇跡 笑む声の癒しは深く

声を出して笑い そのままで話すうち あざやかに生まれ変わった感覚
気がつくと飛び跳ねていた 心と躰は連動している こどもだった頃のやう
ひらいた掌 撥をとり 鍵盤を走らせて 出したかった音が広がってゆく 

迷いなく手を取ってくれるあたたかさ 遠い漣をともにみてゐる
遥かをゆく青に差した陽が 凍える野をぬくもりの絨毯へ変え
自分の中のほがらかさが 息を吹き返し すぐ傍の喜びを慈しんで

動き出した時の流れ 澄んでゆく心にやさしさが流れ込んだ 響く雫に
鳴き交わす鳥の声 凍てつく空気を 回した腕が何度でも溶かしゆき
雪に閉ざされ餡を炊く朝 葉が萌え出る季節に 少し近づく


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芹沢 沓胡
Erat, est, fuit あった、ある、あるであろう....🌛